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シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第10回  伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第10回 伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)

最終回である第10回は伊礼さん設計「大阪 豊中の家」のご夫婦お二人の暮らし の後編をお届け。唐突ですが、具体的な心地いい空間からお話しいたします

・美しいサンルームで安心できる物干し場

伊礼さんの心地よいサンルームです。造作の引き戸を引くとコンパクトでかわいらしいサンルームとお庭が登場します。ポリゴンモザイクタイルを使った床と檜の壁(縁甲板)が美しいです。とってもよく乾き助かっているそう。
写真は後からご紹介するハニカムサーモスクリーン(採光タイプ)と物干しが映っています。毎日の物干しも楽しみながらできるのは最高ですね。


・OMと木の家の相性抜群

室内の換気や温度の環境はどうかと言うますと、OMソーラーで部屋ごとの温度差の少ない快適な暮らしを送られているようでした。お風呂上りにヒヤっとすることがないことが大変助かっているということでした。足元もアカマツの床板なので、杉よりは温かくないのですが、OMのおかげでひんやりすることもありません。
またご主人はとにかく寒いのが苦手のご様子で、エアコンを冬場もガンガン使われるようです。人が寒いと感じるのは、温度差が大きくなったときの体感温度です。どの部屋も20℃を保てていたらとても温かく感じるのですが、自室のエアコンで室温が25℃になっていたとして、リビングの20℃の部屋に出たら、人は寒いと感じるのです。(先ほどのお風呂上がりの件とは少し矛盾しますが…)局所暖房はとても有難いものではありますが、朝方やOMが作動しないときに有効活用されることをおすすめいたします!(とはいえ好きに勝るものはありませんのでご自身の暮らしを大切にされてください!)

・ハニカムサーモスクリーンの重要性

冬の冷え、夏の暑さを和らげてくれる構造のカーテン代わりのスクリーンです。断熱効果が抜群に上がる空気層を作るため、ハチの巣構造になっています。
しかも和紙のような質感で、柔らかな明かりが室内を照らしてくれます。デザイン性も非常に高く、開口部が最重要ポイントの伊礼建築にとてもフィットします。実際の豊中の家の様子がこちらです。




カーテンよりもスッキリ見え、ロールスクリーンよりも効果が高く、
デザイン◎ 断熱/採光◎ 防湿/防カビ◎ 手入れ◎ 価格△
といったところでしょうか。

・部屋ごとの生活臭がまったく無くなった

部屋ごとでの生活臭は必ずあります。しかし、木の家とOMソーラーの換気と調湿効果で、その生活臭がほとんどしなくなったと伺いました。
先ほどの浴室や脱衣室も水臭さが無くなり、自室には寝室があり、臭いの元となる寝具があります。しかし、木の香りでいっぱいの室内でした。(自分の生活臭に安心感があるのも頷けるのですが…)
来客時に大変助かることもありますし、何より換気。実は室内の淀んだ空気が不健康に直結します。いつでも新鮮な外の空気を取り込み(花粉は取り込みません)室内をぐるぐる循環させているので、洗濯物も良く乾き、結露も起こりません。だからエアコンをかけっぱなしでも快適に暮らせるということが言えます。
断熱気密ばかりに気をとられた魔法瓶の家は決して快適な空気環境にはならないので注意が必要です。

・もっと早く住めばよかった伊礼さん住宅

嬉しいお言葉をいただきました。伊礼さんにもお伝えせねばと思いました。

とにかく平屋が快適で、伊礼さんの設計も大好きで、行く部屋ごとに楽しみがあって、健康に暮らせる環境があって、とっても笑顔で「もっと早くに住みたかった」とおっしゃっていました。
ただ、お子さまが独立してから建てたからこその平屋でもあったと思うので、そのタイミングが一番ご夫婦にとって良かったのではないかと思います。

・お野菜もお肉も住宅も顔の見える安心できる素材 では家具は?

雑談の中で、なぜソーラーコムは集成材を使わないのか、集成材をどう思うか、とご主人から聞かれました。それは、いつも家づくり勉強会で話していることなのですが、ざっと大きく分けると

①    芯持ち材が粘り強く、長持ちするから

②    無垢材を管理する高知から良い物を安くお届けできるから

③    五感で感じれる無垢材が何より大好きだから

この3つです。もちろん、技術論や何故丸太そのままの芯持ち材がいいのかなど、それでシリーズブログが書けるくらい話があるのですが、ここでは割愛させてください。
集成材も100%使わないわけではありません。集成材の力を借りないといけないときもあります。要は使いどころということになります。

同じ話の流れで、シックハウスについての話にもなりました。やはり、この豊中の家は匂いも気持ちがいいと。
しかし家具には住宅建材で使ってはいけない素材がたくさん使われているのが今の世の中の現状です。実際量販店で買ったものはとても臭くて揮発するのに相当な時間がかかったそうです。量販店のものを一切使ってはいけないなどとは言えませんし、本当は揮発させるコツもあります。家庭内にホルムアルデヒドを含む物質を溜めないかしこい方法です。

■クリーニング後の透明のカバーをかけたまま押し入れにしまわない

■輸入木材や接着材が大量に使われている家具、プラ製品は1日風に当てる

その中で、一生使える良い家具を手にするとより愛着が湧きますし、家具ひとつで設計中も住んだ後の暮らしが楽しみになってくるものです。「あの椅子でここに腰掛けてコーヒーでも飲みたいな」などがひとつでも増えれば日々の暮らしが楽しくなりますよね。

・豊中という土地にどう住むか その後の暮らしや 雑談の中の雑談

ご夫婦は今度誰もが行ってみたいとある国にご旅行に行かれるようです。書斎にチラリと見えるスーツケースが輝いていました。きっと帰国後は家の快適さや空気環境に安心され、家のことがより好きになっていくことだと思います。どうぞ楽しまれてください!

この豊中の家の道路挟んだ正面の家が、ちょうど住宅の駐車場部分になっており、よく風が通るそうです。まだまだ新しい家なので、建替えで景観が悪くなるこもなく、あと3世代ほどは安心できますね~という話になりました。
この豊中という大阪の中でも高級住宅街のエリアでは最近、100~150坪の土地が3分割されどんどん建売りや住宅寿命がハテナ(?)な家が建っているようです。普段私たちは伊礼さんから学び、その街の景観に馴染む家づくりをしているのですが、逆に町の景観作っていくような家、良くする家が大切になってくるのだと再認識しました。


最後に長々お邪魔させていただき、まるでインタビューのようにお話ししてくださった住まい手様、ありがとうございました。金沢のお菓子もいただきとても楽しかったです。