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工務店の社長日記


風を誘う家づくり

2011年10月20日(木) | 木の家の設計

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風通しのいい木の家をつくる」の1回目は「風を誘う家づくり」から始まります。

 

 

高温多湿の日本の夏を、エアコンなどの機械設備に頼らず暮らしたい。

地域の気候風土に合わせて、風の道を読み、風通しのいい家を造る方法。

いろんな手法があるなか、家の中の空気がよどまず、風を誘う知恵と工夫を探してみます。

 

 ▼ 四季を通じて風通しを図り、自然を受けとめる!

   例えば、アメダス気象データを読み解き、地域の季節風を生かす。

   大阪であれば、東西に吹き抜ける夏の西風を取り込むために、東西方向の開口部を意識して設ける。

   できれば、開口面積は東西同じ面積にする。

 

 ▼ 視線を遮り、風を通す

   例えば間仕切りの間に格子壁を設ける。

   内部への視線を適度に遮りながら風を通す

   この格子壁は、井桁状の角格子でも良いし、縦格子のルーバーでも良い。

 

 ▼ 一年中風通しのいい木の家で、おおらかに暮らす

   日本の古い家屋には、そんなお家がたくさんありました。

   きっとみなさんの実家はそうなのではないですか・・・?

   3段貫構法の 貫 を利用した3段窓は、地窓、腰窓、欄間窓と上下3つに分かれている。

 

 

   地表近くの冷たい空気を地窓から取り込み欄間窓へと風を下から上へと通す

   下から上へと風を通す、涼風を取り込む知恵である。

 

   余談ではあるが、この3段貫構造は、地震に強い柔構造でもある。

   柱と通し貫の接合仕口で、地震の揺れを吸収し、逆らわず、傾いても倒壊しない粘り強い工法である。

 

    このような、昔ながらの古い家屋は、すきま風も入ってきます。

   このすきま風をマイナスととらえるか、プラスととらえるか・・・?

   確かに冬のすきま風は冷たい。

   しかし窓を閉め切って必要以上の高気密の家は換気されない魔法瓶のような家と比べると、どちらが良いか疑問である。

 

   (もちろん、工務店ソーラーコムでは、高気密の家にOMソーラーの換気機能により高気密で中気密

   高断熱の木の家づくりを実践している訳ですが・・・)

 

   過度な暖房をしなければ、室温と外気がさほど代わらない。すると、すきま風とは感じないケースもある。

   すきま風も室内を循環する新鮮な外気ととらえ、おおらかな暮らしができると考えてもいいのかもしれない。

 

 ▼ 木の葉のさやぎ、軒を打つ雨音

   自然を身近に感じられるさりげない窓(開口部)の意匠で五感を刺激し、涼を得ることができる。

   便利快適を求めて、至れり尽くせり重装備した家とは対照的な、

   無駄なエネルギーをあまり使わず健康に暮らすことができる家がいい家かもしれません。

 

   例えば、間仕切り間の建具に簾(すだれ)戸を用いたり、窓の外に雨戸をつけたり・・・。

   冷房装置だけれは決して得られない・・・、簾、朝顔、打ち水、風鈴、金魚蜂・・・。

   涼風。

   お家の中に風をいかに呼び込むかが大切なのである。

   高温多湿で温暖化の夏を涼しく暮らす、風通しのいい木の家づくりをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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