左京区  i-works 1.0

伊礼智氏の基本設計を踏襲した、心地よい住まいのかたち

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勾配天井まで吹抜けたリビング。i-works1.0の魅力が詰まった心地よい空間

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大開口の吉村障子を閉めたところ。障子を透した光がやわらかくひろがります

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外部からの視線や光、風や音を遮る障子。カーテンやブラインドよりも気密・断熱性がすぐれる点も特徴です

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吹抜けの窓から差し込む光。絞った開口が、時間とともに移ろう光の変化を際立たせます

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開放的な吹抜け。全館空調パッシブエアコンと、吹抜けが空気のめぐりを整え、心地よい室内環境となりました

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LW大開口部のサッシを全て開けたところ。外部側から木製ガラリ雨戸、網戸、窓ガラス、室内側に障子が並ぶ

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左京区 i-works 1.0

美しい開口部と板貼りがもたらす耽美大阪の木の家の工務店として、京都で家を建てることもしばしばあります。

「どうしても伊礼さんのi-worksに住みたい」

こんな住まい手様の願いを叶えるべく、今回は下鴨神社のお膝元まで出張です。

完成したのは、i-works1.0 外物置一体型。

さっそく見ていきましょう。

 

60坪の敷地に建坪20坪、なぜこんなに小さく建てるの?

木の家を建てて20年以上のソーラーコムの経験として、

大きな敷地にめいっぱい大きな建物を建てても、それが快適に繋がるかと言われると、そうとも限りません。

たとえ建物が小さくても、小ささを感じない設計をすることで、

現代の時短コンセプトに合ったコンパクトで住みやすい、小さく奥ゆかしい建物を建てることができるのです。

小さく建てるということは足元の基礎から屋根まで、何十万・何百万円と予算を抑え、暮らしの「質を上げる」ことに成功します。

外構や家具にも予算を回すことができますので、デザインと質の良さに直結する部分がとても豊かになります。

 

街中でよく見られる量産系のハウスメーカーの「敷地めいっぱいに建てられた家」は、

緑やデッキ、ウチとソトの繋がりがない空間になり、日本家屋で大切にしなければならない、趣や風情が失われています。

軒を深く出したり、縁側をつくったりすることは、人間の本能が求めることです。

見学者様がみなさん気持ちいいと感じる大きな窓と縁側は、小さく建てることを決意した方だけが得られる至高の空間なのです。

 

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建物一体型の外物置でデザインと機能を両立

i-works の外観は「地域の景観に寄与する」ようなつくりになっています。

その数ある要素のひとつに、

多くの住まい手が食指を伸ばす建物一体型の外物置があります。

 

  • 玄関出入りのたびの道路からの視線を遮る安堵感
  • 外出にもたつく玄関で雨に濡れない便利感
  • 美しい開口部と木板貼りの塗装がもたらす耽美感

 

収納量の満足感という点では、市販のスチール物置もいいですが、

i-works のように「ただいま、おかえり」がワクワクする玄関まわりにしてあげたいですね。

見学者さんを見ていると外物置には、余分すぎる各部屋の収納を減らす効果と、アウトドア趣味への好奇心を掻き立てる効果があるようです。

包まれるような安心感ある玄関一体型の外物置、あなたはどうお使いになりますか?

 

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照明を減らすことで心地よさを生む

「満足」は「不足」から生まれるというのは、建築にも通ずるところがあります。

伊礼さんの『i-works』もソーラーコムの『陽の木の家』も標準の照明個数は少なめに設定されています。

それはなぜかと言うと、

照明は必要なところに必要最低限つけることで、影が生まれます。

この影のおかげで、空間に立体的な奥行をつくり広く感じる、そして心を安げる効果があるのです。

 

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一方、煌々とした灯りの中ではどこにいても同じ明るさで、光の陰影があまりなく、落ち着きのない空間になってしまいます。

マンションの一室などがその例です。

あちこち照明だらけにするのではなく、少な目にして陰影を出す。

照明が本格的に必要なのは夜です。

夜は明るすぎない照明で、早く眠りにつけるような空間にしてあげることも健康に暮らすコツです。

 

またもうひとつ照明の付け方で重要なポイントがあります。

それは、照明の重心を下げるということです。

天井にシーリングライトやダウンライト、レールでスポットライトなどを付け過ぎてしまうと

視線の重心が上がってしまい、どっしりと落ち着きのある空間になりません。

i-worksの天井が低くそれが心地いい理由のひとつに、どっしりと照明の重心を下げるという手法があるのです。

 

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ダイニングのペンダントライトも、読書するときのリビング照明も、

床からスタンドライトにしたり壁からブラケットライトにしたりと、

とにかく天井に付けるということを少なくしてみてください。

すると落ち着きのある空間に仕上げることができます。

 

i-worksと床板(無節)の相性

ソーラーコムの床板の標準は、無垢の杉の特一等という材を使います。

節有りです。

節有りはよく、「虫に見える」「目に見える」と特に女性の方が避けられることが多いのですが、

引っ越しが終わり家具が入って、長く暮らしていくと全くと言っていいほど気にならなくなります。

むしろ木の家なのだからその節がいい、という方の方が多いのがこれまでの実績です。

しかし、もしご予算を投じる部分がこの床材にあるとすれば、

選ぶべきは、無節や上小節という節の小さい材料ということになります。

実はこの無節、すっきりシンプルに暮らせるi-worksととても相性がいいのです。

i-worksは、住む前の洗練された印象を住んだあとも何とか守りたい。物をとにかく少なく暮らしたい。という方が多い。

そのためにできることは、床に物を置かない、常にお掃除ロボットが活躍するような空間にしておくことがコツです。

そこでスッキリとした床をより広く美しく魅せることができるのが、

この無節の床材なのです。

 

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床の視線に引っ掛かりがないので、視線が伸び奥行きを感じるようになります。

また窓からの自然の灯りが優しく無節を照らし、空間を美しくしてくれます。

i-worksの完成見学会の時期ではない方にも見比べていただけるように、

ソーラーコムの社屋&モデルハウスでは、杉・桧のそれぞれ節有り・無しを使って作られていますので

いつでもご見学いただけます。

杉と桧の肌触りも実際に住んでいる空間で触り比べてみてください。

 

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i-works完成写真は他にもまだまだあります。
 
お時間の許す限り他のアレンジ例もご覧ください。
 

建物概要

設計・施工 システム設計:伊礼智設計室
設計・施工 :ソーラーコム
建物概要 構造:木造2階建て
工法:在来軸組工法
敷地面積 201.70㎡(61.01T)
建築面積 69.30㎡(20.96T)
延床面積 98.33㎡(29.75T)
外装 外壁材:そとん壁
ウッドデッキ:イペ材
内装 主要構造材:梼原杉・桧
床材:東農杉(上小節)・梼原杉(特一等)
内装:エッグパルプ
サッシ:全開放引き込み窓(LW)・アルミ樹脂複合
浴室:フルユニットバス
全館冷暖房「パッシブエアコン」(OMソーラー)
完成 2020年12月