湿気対策はどんなことをしていますか?
湿気対策は、主に構造と断熱材に気を遣います。
木の家の建物が長持ちするための湿気対策の方法
- 構造材に「国産の木材(集成材)」ではなく、「国産の芯持ち材(無垢材)」を使うこと
- 断熱材も数値一番の化学製品ではなく、呼吸する自然素材を使うこと
- 内装は可能な範囲で自然素材を使うこと
- 目には見えない空気の流れをデザインすること
- 第一種換気(熱交換器)に頼らずとも快適な換気空間を作ること
私たちが暮らしの中で日々実感する湿気に関することとは、「部屋干しが全然乾かない」「窓が結露してカビが生えている」「乾燥してお肌の調子が悪い」「咳がとまらない」「布団の湿気で干場に困る」といったことが多いと思います。
布団乾燥機や加湿器、関連商品などで対処するというのが方法であると思いますが、木の家を建てる際には、もっと根本から暮らしをよくする必要があります。
これらは暮らしの中での改善点ですが、実際には建物はもっと大きなダメージを受けています。
例えば窓が結露しているということは、壁の中はかなりの湿気を帯びており、自然素材でないと何十年先も呼吸し続けるということはとても難しくなります。
そこで目に見えている内装材だけではなく、骨組みとなる構造材や断熱材も材料自体が呼吸するものを使うことで快適な湿度を保ってくれるようになります。
次の世代に残す家を建てるときに、間違っても加湿器や除湿器、空気清浄機を旨とする対処は避けなくてはなりません。
ハワイの気候が心地よいのと同じで、湿度を調節できる住まいにしてあげると家も人も、女性なら髪質や肌艶、お子さんから肺活量や血液の巡りも向上し、とても健康にいい効果を生み出してくれるのです。
「絶対に使ってはいけない断熱材」などのお話もさせていただく「家づくり教室」で詳しくお話しております。