価格を抑えるためにどこまでコストダウンを相談できますか?

コストダウンについては部位ごと、項目ごとに色々なアイデアを持ち合わせています。

面積のコストを抑えるためには、廊下を減らす間取り空間を多義的に使ったりすることで抑えることができますし、外部雨戸用の木製戸袋のコストダウンであれば、既製品の枠を残したまま、正面から見た面の大きな部分を板張りとしたり、様々です。

しかしこれらはあくまでソフト面での抜粋にすぎません。

コストダウンをもっと大枠で見たときに、2つの考え方が大切だと考えます。

 

( 1 )人の健康・建物の長持ちのために「(グレードを)下げてはいけない部分」を把握すること


ひとつめの、「下げてはいけない部分を把握すること」は、ソーラーコムの考えでは、構造・骨組みの耐久性と健康に関わる部分です。

具体的にしてはいけないのは、原木丸太の無垢材を汎用品の集成材に変えたり、呼吸する自然素材の断熱材を呼吸しない断熱に変えたりすることです。

ソーラーコムを選んでいただけるのは、100年経っても暖かく涼しく、空気が健康で木の香りがし、地震とシロアリの心配がほとんどない暮らしを望まれるお客様です。

それらの長持ちが揺らいでしまうやってはいけない仕様変更は、ソーラーコムである意義が揺らぐと言っても過言ではないため、どうか計画の仕方や設計プラン、納まりの工夫でコストダウンを考えさせていただきたいと常々考えております。

 

( 2 )ご家族が家と暮らしの「どんなことに価値を置くか」を書き出して整理すること


ふたつめの「どんなことに価値を置くか」ですが、ひとつめに述べたようなことも、あくまでもソーラーコムからの目線にすぎません。

たとえ健康や長持ちが二の次でもデザイン、広さ、性能、設備の豪華さなどが一番であるとお考えになる方もおられます。

30年持てばそれで良いとの人生計画をされる方にとっては過剰な仕様もあるかもしれません。

むしろそのような価値観をしっかりとお持ちであることに共感いたしますし、どんなお客様にも、家と暮らしにどんな価値を感じるかを一緒に考える機会をご用意しておりますので、ソーラーコムに決めていない方もいつでも大歓迎でございます。

家づくり教室や、個別ご面談でいつでもお話をさせていただきます。