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A様邸(大阪) 床板貼り工事 

公開日:2025/10/10(金) 更新日:2025/11/18(火) 施工状況

A様邸が無事に竣工いたしました。

築90年の古民家をリノベーションした物件です。

 

今回は、畳から杉の無垢板へと床を張り替える様子を、既存の状態から完成まで、写真とともにご紹介します。

 

まずは、解体中の様子。

襖を外し、畳を剥がしていくと、少しずつ建物の全体像が見えてきます。

畳の下にあった荒板を外すと、力強い土台が姿を現しました。

普段は見えない部分ですが、長年家を支えてくれていた頼もしい構造です。

築90年とは思えないほど水平が保たれており、大工さんも驚いていました。

 

構造上の要となる柱脚部には、新たに基礎を立ち上げて補強を行います。

 

続いて、床を貼る前にシロアリ対策を。

床下全域と、立ち上がり約1mの範囲にホウ酸による防蟻処理を施しました。

シロアリは湿気がこもる環境を好みます。

床下通気口を新たに4箇所追加して、通気性を高めました。

 

断熱材を根太の間に丁寧に敷き詰めます。

古民家ならではの、やや曲がった根太にも合わせながら、スタイロフォームを隙間なく詰めていきます。

 

いよいよ杉の無垢板を貼っていきます。

右手の南庭に向かって床板を張ることで、空間が庭へと伸びていくような、気持ちの良い仕上がりになりました。

完成した居間の様子です。

明るく、やわらかな雰囲気の空間になりました。

仕上げには蜜蠟ワックスを使用し、さらりとした温かい足ざわりが特徴です。

 

見どころたくさんのA様邸。

他にもご紹介したい写真がございますので、また改めてお届けいたします。

 


 

 

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