先日i-works定例会があり、菅組様のi-works5.0モデルハウスを設計の伊礼さんと共に見学させていただきました。
i-works5.0とは
i-works5.0は3間×5間(5,454mm×9,090mm)のサイズで、2階リビングプランと1階リビングプランのバリエーションを持つ、伊礼さん設計の最新タイプです。
菅組様のi-works5.0は、1階リビングプラン。
大開口部からウッドデッキ、庭へと繋がりが特徴。
天井を低く抑え、横方向の広がりを感じる落ち着いたプランです。
2階リビングプランも少しご紹介します。
吹き抜けの緩やかな勾配天井を感じられる、窓辺が心地いいプランです。
菅組様のi-works5.0に戻ります。

外部・外構
外壁はそとん壁仕上げに、杉板がアクセントとして使われています。
杉板にはウッドロングエコが塗布しており、竣工間もないながらも落ち着いた色味に変化していました。
ウッドデッキ
軒を深く出した、杉材のウッドデッキ。
柔らかい脚触りでした。
内観
続いて中を見ていきます。
延床面積はそこまで広くないですが、細やかな設計の積み重ねで、心地よい室内環境がつくられていました。
小屋裏エアコンと床下エアコン
空調計画は、小屋裏エアコン(冷房)、床下エアコン(暖房)、予備の壁掛けエアコンの計3台で構成されています。
約30坪の空間を効率よく空調していました。
個室への冷気は循環ファンによって届けています。
吹抜け
吹抜けは小規模ながら、上部からの自然光が心地よく、ドラフト効果も考慮した設計となっていました。
見学を終えて
写真で見るだけでも魅力的な伊礼さんの建築ですが、実際に空間に身を置くことで、その設計の意図や居心地の良さが一層感じられました。
また、伊礼さんの設計作法を形にする工務店と職人の腕も重要なi-works。
大阪を中心にi-worksを手掛けるソーラーコムでも、常に伊礼さんの設計の意図を読み、地域性の出るi-worksを都市部でも叶えられるようなアレンジをお施主様と一緒に作り上げていきます。
今後のご提案にも活かしていきたいと思います。
菅組様、伊礼さん、ありがとうございました。
土居
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