i-worksで心配される3つのこと ~価格編~
※2025年7月、追記・更新
i-worksで心配される3つのこと ~価格編~に関する本ブログは、2020年、ソーラーコムがi-worksを全国で一番施工させていただいたときのものです。
2025年現在、物価高騰により、当時と同じような価格帯での建築が難しくなってまいりましたが、ソーラーコムのi-worksコンセプトは当時と同じように、オリジナルに忠実であることを基本に、時にはご要望に合わせてi-worksの設計作法を損なわないよう、様々なアレンジを行うことで価格のバランスを保つ考えも持ち合わせています。
それでも土地代の高い大阪という地域性を鑑みると、やはりソーラーコムの得意技である、土地価格と建物価格のバランスを、初めの計画段階から見直していくことでi-worksの建築を可能にする進め方に戻ってくるのではと思います。
その過程でたとえi-worksでの選択でなくなったとしても、i-worksの何が心地よく感じておられるのかを、ひとりひとりのお施主様とトコトン対話をして、設計作法の要素を木の家に取り入れるということも、ひとつの考え方です。
皆様がi-worksの心地よさを暮らしの中で随所に感じていただけるよう、これからも努力を重ねてまいります。これらを参考に、本ブログをお読みいただくと何かヒントが見つかるかもしれません。
◆(以下、2020年当時のブログ、一部更新)
i-worksは確かに住みやすい、デザインも最高で、からだにも優しい。当然心も安らぎます。
でもそれだけでは、お施主様は意思決定できません。
私どもが受けてきた中で、一番心配されるこの3つについてお話したいと思います。
i-worksで失敗しないための3要素
価格の問題
広さと収納の問題
アレンジの問題
そこで本日は、堂々の1つ目「i-worksの価格」についてです。
「本当にソーラーコム仕様、3,200万円で建つの?」
仕様の確認など、個別に確認は必要ですが、結論から言うと、建ちます。
2018年にi-works豊中モデルで発表した当時、建物価格2,430万~は、いわゆる+αの贅沢を過剰にしなければ外構も含めしっかりと住めるレベルです。
これまでのソーラーコムの実績から、希望通りのi-worksを建てるための3つのポイントをご紹介します。
関西で一番i-worksを経験させていただいた観点からもほぼ間違いないと思います。
1 その贅沢品は本当に必要か
ほとんどのお客様が、i-worksというベースにご家族の夢や叶えたいことを乗せていきますので、
そこからのご希望をどこまでこだわるかというのは非常に重要になってきます。
キッチンやお風呂といった住設品はショールームでグレードの高いものを見せられます、
次回お話する収納の問題が少しあり、大工でつくる家具にこだわってしまいます。
車や人の動線をより快適にするために外構にも手を加えてしまいます。
このあたりをどこまで抑えられるか、絶対に必要なものとなくてもいいものの判断を一緒にしていきましょう。
向こう40年以上で計算するとついつい数百万円かけていいものを作りたくお気持ちもとてもよくわかります。
2 素材や仕上げのグレード
当時豊中モデルはソーラーコム初のi-worksとあって、システム設計の伊礼先生と綿密に相談しながら完成されました。
ここでお話したいのは、クオリティを保ちながら、膨れそうな予算をどう調節していくか、ということです。
例えば今は皆さまが採用されたいもののひとつに、塗り壁がございます。
ただ大きな吹抜けを持つi-worksで全面塗装だと100万工事になってきます。
そこで調湿性は大きく落ちますが、触り心地や風合いを保てる、同じ塗り壁の素材をクロスに吹き付けた新商品などもあり、積極的に取り入れています。(普通のエコクロスではクオリティは少し下がってしまいますからね…)
そういったポイントがi-worksにはいくつもありますので、結果として、全体のバランスは保ちつつ、予算を押さえていくことに成功しているのです。
3 “生涯”を考えた資金計画は出来ているか
もちろん建物価格だけで明日から住めるわけではありませんので、
私どもが推奨している資金計画をきちっとクリアして、一体「住宅取得に予算をどれだけかけていいのか」をしっかりと把握することをまず一緒に行います。
例えば住み心地に直結するような、素材のグレードや使い勝手で悩むときに、
35年ローンで、いや向こう40年以上で計算すると1日数十円の増額だったりすることもあります。
全てを採用すると通じないお話かもしれませんが、最後の最後に叶えたいオプションであれば、思い切って採用してもいいと思うのです。
お子さん、お孫さんの代まで快適に住める家ですからね。
その判断を失敗しないようにするためにも、建物以外でどんな費用がどのくらいかかってくるのか、ここをソーラーコムは重視しています。
- 金融機関の諸経費
- 屋外給排水関係
- 登記関係
- 祭事関係(地鎮祭、上棟式関係)
- カーテンなどの雑材
- 引っ越し
- 仮住まい関連…
気が遠くなりそうですが、ひとつひとつプロと一緒にクリアしていきますのでご安心ください。
以上が、希望通りのi-worksを建てるための3つのポイントです。
最後に、ソーラーコムがi-worksに取り組む意義は、価格の側面から言うとたった1つ、
それは「いい物を手の届く価格でご提供するため」です。
オリジナルブランドの注文住宅「陽の木の家」をつくってきたからこそ寄り添える、『超こだわりと現実のあいだ』にポジションを置いているからできる技です。
建物がi-worksであっても陽の木の家であっても進め方や考え方は変わりません。
採用したいが予算がもう叶わない・・・というよくある悩みに対し、
いわゆる代案のご提示や仕入れの工夫によってうまく調整していきます。
ときどき伊礼先生からもご指導をいただいてしまうほど、私たちの意識はお施主様に向いています。
落とし過ぎるグレードには要注意ですね・・
「そんな贅沢品はやめておきましょう」とこちらからご提案することもあるくらい、お施主様の予算を気にかけていますので。
住んだあとの暮らしがあっての建物、プロとしてしっかりと意見もさせていただきます。
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