
まだ暖かかった頃、竣工から10年目の定期点検に合わせて、「豊中の家」の外装木部の塗装工事を行いました。
こちらは、伊礼設計室さんが設計を、ソーラーコムが施工を担当した住まいです。
.jpg)
前面道路から外観をみます。
軒を深く出した平屋建てで、素朴ながら素材の美しさが際立つ、端正なプロポーションです。
外壁はそとん壁。
深く出た軒と合わさり、外壁の汚れはほとんど目立たず、美しい状態を保っていました。
.jpg)
今回再塗装を行うのは、写真にみえる木部(玄関ドアとポーチ柱、屋根の破風板と鼻隠し)です。
雨風や紫外線にさらされる木部は、
築10年を経て、素材としては健全ながらも、塗料の色が少しずつ薄くなっている状況でした。
.jpg)
柱右面の右側で一部白くなっている部分は、ご主人が外を眺めるときに、もたれるポジションです。
暮らしの跡が、塗装の薄れになって現れていました。
作業は表面の汚れを落してから、塗装へと進みます。
後日、塗装完了の写真です。
設計の意図を尊重し、新築時と同じ色で再塗装をしています。
色味が深くなり、自然な艶が出ているのが分かります。
新築時のきれいさとはまた違った、時を重ねたからこそ生まれる、落ち着きのある仕上がりになりました。
住まい手様の暮らしぶりに触れられること、そして建物が美しい状態であり続けていること。
そんな建築に携われていることを、改めて嬉しく感じた一日でした。


