スタッフ日記

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シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第10回  伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第10回 伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)

最終回である第10回は伊礼さん設計「大阪 豊中の家」のご夫婦お二人の暮らし の後編をお届け。唐突ですが、具体的な心地いい空間からお話しいたします

・美しいサンルームで安心できる物干し場

伊礼さんの心地よいサンルームです。造作の引き戸を引くとコンパクトでかわいらしいサンルームとお庭が登場します。ポリゴンモザイクタイルを使った床と檜の壁(縁甲板)が美しいです。とってもよく乾き助かっているそう。
写真は後からご紹介するハニカムサーモスクリーン(採光タイプ)と物干しが映っています。毎日の物干しも楽しみながらできるのは最高ですね。


・OMと木の家の相性抜群

室内の換気や温度の環境はどうかと言うますと、OMソーラーで部屋ごとの温度差の少ない快適な暮らしを送られているようでした。お風呂上りにヒヤっとすることがないことが大変助かっているということでした。足元もアカマツの床板なので、杉よりは温かくないのですが、OMのおかげでひんやりすることもありません。
またご主人はとにかく寒いのが苦手のご様子で、エアコンを冬場もガンガン使われるようです。人が寒いと感じるのは、温度差が大きくなったときの体感温度です。どの部屋も20℃を保てていたらとても温かく感じるのですが、自室のエアコンで室温が25℃になっていたとして、リビングの20℃の部屋に出たら、人は寒いと感じるのです。(先ほどのお風呂上がりの件とは少し矛盾しますが…)局所暖房はとても有難いものではありますが、朝方やOMが作動しないときに有効活用されることをおすすめいたします!(とはいえ好きに勝るものはありませんのでご自身の暮らしを大切にされてください!)

・ハニカムサーモスクリーンの重要性

冬の冷え、夏の暑さを和らげてくれる構造のカーテン代わりのスクリーンです。断熱効果が抜群に上がる空気層を作るため、ハチの巣構造になっています。
しかも和紙のような質感で、柔らかな明かりが室内を照らしてくれます。デザイン性も非常に高く、開口部が最重要ポイントの伊礼建築にとてもフィットします。実際の豊中の家の様子がこちらです。




カーテンよりもスッキリ見え、ロールスクリーンよりも効果が高く、
デザイン◎ 断熱/採光◎ 防湿/防カビ◎ 手入れ◎ 価格△
といったところでしょうか。

・部屋ごとの生活臭がまったく無くなった

部屋ごとでの生活臭は必ずあります。しかし、木の家とOMソーラーの換気と調湿効果で、その生活臭がほとんどしなくなったと伺いました。
先ほどの浴室や脱衣室も水臭さが無くなり、自室には寝室があり、臭いの元となる寝具があります。しかし、木の香りでいっぱいの室内でした。(自分の生活臭に安心感があるのも頷けるのですが…)
来客時に大変助かることもありますし、何より換気。実は室内の淀んだ空気が不健康に直結します。いつでも新鮮な外の空気を取り込み(花粉は取り込みません)室内をぐるぐる循環させているので、洗濯物も良く乾き、結露も起こりません。だからエアコンをかけっぱなしでも快適に暮らせるということが言えます。
断熱気密ばかりに気をとられた魔法瓶の家は決して快適な空気環境にはならないので注意が必要です。

・もっと早く住めばよかった伊礼さん住宅

嬉しいお言葉をいただきました。伊礼さんにもお伝えせねばと思いました。

とにかく平屋が快適で、伊礼さんの設計も大好きで、行く部屋ごとに楽しみがあって、健康に暮らせる環境があって、とっても笑顔で「もっと早くに住みたかった」とおっしゃっていました。
ただ、お子さまが独立してから建てたからこその平屋でもあったと思うので、そのタイミングが一番ご夫婦にとって良かったのではないかと思います。

・お野菜もお肉も住宅も顔の見える安心できる素材 では家具は?

雑談の中で、なぜソーラーコムは集成材を使わないのか、集成材をどう思うか、とご主人から聞かれました。それは、いつも家づくり勉強会で話していることなのですが、ざっと大きく分けると

①    芯持ち材が粘り強く、長持ちするから

②    無垢材を管理する高知から良い物を安くお届けできるから

③    五感で感じれる無垢材が何より大好きだから

この3つです。もちろん、技術論や何故丸太そのままの芯持ち材がいいのかなど、それでシリーズブログが書けるくらい話があるのですが、ここでは割愛させてください。
集成材も100%使わないわけではありません。集成材の力を借りないといけないときもあります。要は使いどころということになります。

同じ話の流れで、シックハウスについての話にもなりました。やはり、この豊中の家は匂いも気持ちがいいと。
しかし家具には住宅建材で使ってはいけない素材がたくさん使われているのが今の世の中の現状です。実際量販店で買ったものはとても臭くて揮発するのに相当な時間がかかったそうです。量販店のものを一切使ってはいけないなどとは言えませんし、本当は揮発させるコツもあります。家庭内にホルムアルデヒドを含む物質を溜めないかしこい方法です。

■クリーニング後の透明のカバーをかけたまま押し入れにしまわない

■輸入木材や接着材が大量に使われている家具、プラ製品は1日風に当てる

その中で、一生使える良い家具を手にするとより愛着が湧きますし、家具ひとつで設計中も住んだ後の暮らしが楽しみになってくるものです。「あの椅子でここに腰掛けてコーヒーでも飲みたいな」などがひとつでも増えれば日々の暮らしが楽しくなりますよね。

・豊中という土地にどう住むか その後の暮らしや 雑談の中の雑談

ご夫婦は今度誰もが行ってみたいとある国にご旅行に行かれるようです。書斎にチラリと見えるスーツケースが輝いていました。きっと帰国後は家の快適さや空気環境に安心され、家のことがより好きになっていくことだと思います。どうぞ楽しまれてください!

この豊中の家の道路挟んだ正面の家が、ちょうど住宅の駐車場部分になっており、よく風が通るそうです。まだまだ新しい家なので、建替えで景観が悪くなるこもなく、あと3世代ほどは安心できますね~という話になりました。
この豊中という大阪の中でも高級住宅街のエリアでは最近、100~150坪の土地が3分割されどんどん建売りや住宅寿命がハテナ(?)な家が建っているようです。普段私たちは伊礼さんから学び、その街の景観に馴染む家づくりをしているのですが、逆に町の景観作っていくような家、良くする家が大切になってくるのだと再認識しました。


最後に長々お邪魔させていただき、まるでインタビューのようにお話ししてくださった住まい手様、ありがとうございました。金沢のお菓子もいただきとても楽しかったです。

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第9回  伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(前編)

第9回は伊礼さん設計「大阪 豊中の家」のご夫婦お二人の暮らし。
気合入れてバシャバシャ写真撮ってきたので(お施主様本当にありがとうございました!!)、伊礼さん住宅の心地よさを味わってください!

この3年目の定期メンテナンス日をとても楽しみにしていました。



その後の暮らしはお楽しみいただいているのか、伊礼さん厳選の素材はどう変化しているのか、やるべき検査をきちっとして、雑談・談笑を楽しませてもらいました。

山ほど参考になることがあったので、ざっと目次化してみました。

・作り付けソファからの眺めが最高の癒し(贅沢なデイベッド)

・大切にしてきた家具 その作者のお弟子さんがまさかの…!!

・飾りたかった絵画も要らないくらい

・檜のハーフユニットバス 実は手間がかからない →ここまでが今回の第9回ブログ

・美しいサンルームで安心できる物干し場

・OMと木の家の相性抜群

・ハニカムサーモスクリーンが優秀すぎた

・部屋ごとの生活臭がまったく無くなった

・もっと早く住めばよかった伊礼さん住宅

・お野菜もお肉も住宅も顔の見える安心できる素材 では家具は?

・その他のエピソード とあとがき

・作り付けソファからの眺めが最高の癒し(贅沢なデイベッド)

やはりこの家の一番のハイライトは南側の開口部からの眺め。

著書「住宅設計作法Ⅱ」でも紹介された通り、特寸サイズのFIX窓とタテ滑り窓を部屋内から木製建具風に見せた造作が美しく、柔らな照明越しに荻野寿也景観設計による緑豊かなお庭を眺めることができます。個人的には本当にテレビ要らずで、いつまでも座っていたくなる空間になっていました。

また作り付けのソファはデイベッドとして腰掛け、キッチンとダイニング側とのコミュニケーションや、お庭を近くで眺めたりと機能性と居心地の良さの両面で活躍していました。




・大切にしてきた家具 その作者のお弟子さんがまさかの…!!

ご夫婦で長年大切にされてこられた、はんぺんチェアーとダイニングテーブル(建築家 奥村昭雄先生作)。これが運命を引き寄せたのでしょうか。

当時家づくりをスタートされ、感性がとても良く合う、とある建築家さんを自力で見つけられました。その建築家こそ、愛すべき家具の作者、奥村先生の系譜を引く伊礼さんだったのです。(伊礼さんを前にとてもびっくり、感動されたようです)

6月イベントのi-worksの住まい手さんもそうであったように、自分の持っている感性を素直にたどっていくと、行きつくべき処に行きつくものだとここでも感じました。

家を中心とした家具も照明も、いや、手にするものすべてが住まい手の感性で統一されていると、こうも上手な暮らしができるのです。


家づくりの原点は、この和室の写真にある置き家具に合う家が欲しい…というところからだったそうです。とても大切にされておられました。和室からスタートしたということで、ちょっと和室の紹介を。


実はこの天井、大きくうねっています。形がかもめに似ていることから「カモメ天井」と名付けられたそうです。空間に変化ができ、光も和らいで何とも居心地の良い空間です。

そして、壁いっぱいから始まる開口から眺める庭。造作建具やい草の畳も心地よく、寝っ転がりたくなるような気持にさせてくれます。来客は必ずここに泊まるそうです。

・飾りたかった絵画も要らない程の空間

奥様はおっしゃいました。「部屋ごとに楽しみがあり、機能や美しさが完結しているから、集めていた絵を飾らなくてもいいの!!」。この言葉に全てが凝縮されていました。
たびたび伊礼さんのおっしゃる、「行く先々に居場所をつくる」これが住まい手さんにも伝わっていました。楽しみながらメンテナンスをした我々も、まさにそう感じていたのかもしれません。

ということで、個人的なお気に入りの場所、奥様の書斎をどうぞ。



 

・檜のハーフユニットバス 実は手間がかからない

最近は技術も向上してきています。実は価格と気持ちよさを天秤にかけたときに、いつも行く手を阻んできた掃除の手間。各家庭で奥様の猛反対を食らい敬遠されてきた、壁と天井が木でできたハーフユニットバス。ところがここの奥様はこうおっしゃいました。


「全然掃除をしなくてよくなって、カビの臭いも何もせずに、本当に助かっています!!」

お風呂場にあるあの独特なニオイ。掃除しているしていないにかかわらず出るニオイ。確かに全くありませんでした。しかも日中窓を全開にしたりせず暮らしているそうです。

ハーフユニットバスが活きるコツ(最近の技術含む)

★木は檜やヒバを使う

★浴槽自体はできるだけ既製品を使う(檜風呂は本当にお手入れが大変)

★浴槽と木の壁の間にタイルで立上り部をつくる

★換気窓を取る

★OMの空気を浴室の床や壁に回す

★必要のない鏡は取り付けない(掃除手間/水垢 対策)

これらを守るだけで木の調湿効果が活き、3年経っても美しい、しかも家事手間の省ける浴室となるのです。
ただし、木の変化(黒ずみも)と既製品の劣化を一緒にしてはいけません。例え木が湿気を吸い上げ、少し黒みがかって来たとしても完全な腐食でなければそれも味として取れますが、既製品の表面のフィルムが剥げてくるのは単なる劣化です、自然素材の良さはここにも現れます。

他にもワンポイントアドバイスで、浴室と脱衣室には小さな段差があり、扉がヒバとポリカの造作引き戸になっているのですが、防水・防カビ・掃除手間・不慮の事故の4点でのメリットがあります。
既製品の扉はレールやパッキン周りにゴミや垢がつまりお掃除が大変です。また開き扉は洗い場で万が一事故が起こった際に、扉がスムーズに開かず中の人を助けることができなくなるケースもあるのです。扉が空く空かないの1秒も争いますからね。何よりこの引き戸がまた心地いいのです。


これは別で施工したお宅の同仕様のハーフユニットバス

長くなりましたので、続きは次回。

★次回、第10回「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)」

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第8回  施工状況の振り返り

第8回はこれまでの施工状況を振り返ってみたいと思います。

今回ご紹介しております住宅は隣同士にi-worksが建つ、連棟スタイルです。
2週間程着工時期をずらしているだけで、ほぼ同時に完成することになります。

仕上げを外から見てみると、一方は塗り壁、一方は金属サイディング(ZIGと言って凹凸の陰影が綺麗に出る素材)で対比して見えますが、どちらもi-works。見ごたえある外観となります。

どちらも解体から始まり、掘削、基礎、棟上げへと移っていきました。

一部を写真でご紹介。

四方清めをしっかりと 真冬だったことが既に懐かしいです

掘削後、基礎配筋と型枠です。向こう側ではもう1棟の解体工事が

基礎が綺麗に打ち上がりました ベタ基礎一体打ち シロアリを寄せ付けません

向こう側では鉄筋組み中

打ち継ぎが一切無い美しい基礎が打ち上がりました 向こう側は十分な養生中

始まりました1棟目の棟上げ 工務店にとっての一大イベント




もう1棟のi-worksも無事棟上げを終えました。定点カメラでの撮影も行いましたのでまたいずれどこかでお見せします。

内部は何といっても美しい窓回り、断熱はセルローズファイバーと羊毛を充填。
さて、床仕上げをする前に大工がとある細かい作業を始めました。
一体何を作っているのでしょうか??

床吹き出し口を木製で手づくりしていました。
完成後に見ると何気ない作業に見えるかもしれませんが、大工がてまひまかけて
ひとつひとつ大切に作っています。

いつものこんな感じです。

天井下地や耐力壁貼り、各所もどんどんと進んで行きました。








これから、内装はクロスや和紙、仕上げの家具の製作へと入っていきます。

照明の取り付けも楽しみです。

外は既に外構工事に入っていて、植栽工事も目前となっています。


★次回、第9回は「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(前編)」 大阪 豊中の家 3年目のメンテナンス行ってきました!

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第7回  i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:後編

第7回は「豊中i-worksタウン」のお施主様の声、後編です。

では第6回同様お施主様の声から行きましょう。

ストレスが少なく快適で豊かな生活を実現する事が目的で建てる家、長期的な視点も持って(目先の予算だけで決めない)快適、経済的に回収出来ると判断した住宅設備には投資する(快適性、便利さ、時短効果等で回収する)、

逆に我が家の暮らしには必要性の低いと思われる流行りの装備、見栄えだけをよくするような部分への費用は削る

自分の手で出来る事は自分で行いコストを削減する といった風にビジョンを明確にしていきました。

子供達と楽しく過ごす為に、建築当初は子供のエリアは広めに割いて、自分たちの老いと子供達の成長に合わせて後々変化していける間取りにしようと決めました。

ここでも登場しました。自分以外の誰も決めることのできない家づくりの明確なビジョンです。お子様のとの時間を大切にされるところが伺えます。

ソーラーコムでは、ときどきお子さんの部屋はあえて居心地抜群にはしない…という設計をすることがあります。男の子には3畳部屋(この3畳や2畳というのはとても落ち着く不思議な空間でもあります)、お洒落に目覚める女の子には4畳半とし、過度に設備やゆとりを与えません。贅沢させないということと、18歳や22歳で立派に独立して欲しいという願いが隠されています。(もちろん受験勉強の配慮や、断熱や換気の環境が大前提)

自然とリビングに家族が集まるような仕組みをつくり、個室だらけにせず、間仕切りをむやみやたらに設けない設計を基本とします。

夫婦の時間が戻った後、趣味のスペースにしたり、大空間で居心地よく2人だけの生活にスムーズに戻す為でもあります。

清流をはじめとする自然豊かで寒暖差のある環境で育まれた杉と桧である事を再確認出来る楽しい旅でした。
Live with forest(森林とあなたのあいだでわたしたちができること。)という梼原町森林組合の取り組みと、杉を資源として最大限、町の活性化に役立てている皆様から、大切な大切な杉や檜を分けていただきました。

お米をお土産に買って帰ったら、子供達が「このご飯おいしい」って。
妻は都合が合わず参加出来なかったので、また別の機会にもう一回連れて行ってもらおうかなあ。

隈研吾さんの作品にも沢山出会えて本当に楽しい時間を過ごせました。

また、梼原の森林から分けていただいた杉や檜をずっと大切にしていきたいと改めて思いました。

ソーラーコムが長年活動している伐採祈願祭ツアーです。

大自然の中で、家族みんなで一本の立ち木に斧を入れ(ここは思い出パフォーマンスです)目の前で木こりさんが切り倒してくださいます。その杉や檜を家の梁、柱に使うことで、こども達も家を大切にする気持ちが生まれます。

また高知の森林を大切にする温かい人たちとの交流もあり、地の物をいただき、一生の思い出になる家づくりとなるのです。

「もうご勘弁!」とソーラーコムの皆様には言われるかもしれませんが、私自身は本当に楽しめた家づくりでした。

私のわがままな要望を伊礼先生に相談していただき、色々と提案を頂いた川口社長と設計の八木さん

約2年越しのプロジェクトでしたが、生みの苦しみなどは全く無く、日々早く住みたい要求が高まるばかり、引渡し後に「燃え尽き症候群」になってしまわぬかが心配です。

当初の広さでは、学生時代から集めて来た椅子達の置き場確保が困難という判断から、実は一回は諦めたi-worksの家。(相当期間、自らと妻を説得し、断捨離リストで残す物達を選別し、紙のプラン上で暮らしを想像したけれど、、やっぱり一寸足りないかなぁ!)

でも、川口社長の「伊礼さんに相談してみましょう!」という情熱と、なるべく予算に沿う形でご提案いただけた事で、大手ハウスメーカー志向の親も説得し、納得して契約を締結する事が出来ました。(本当は他社で決まりかけていたんです。でも川口社長の情熱と「一緒にいいお家を建てたい!」という思いが強い工務店さんにお願いした方が良いという判断が!)

工事が始まってからも続く(後から後悔したらもったいないんで、取り敢えず聞いておこう、伝えておこうと)、こちらの要望に本気で取り組んでいただき、遠方に生活していて、なかなか現場確認出来ない状況でも全て安心して任せられる責任感の強い、チームソーラーコムさんにして本当に良かったと思います。

(冗談で「社長、手抜きせんといてね」って言うたら、「ある訳ないじゃないですか!!」と言う社長の悲しそうな顔を思い出します。ホンマは心から信頼してますよ!でも関西人なんで、言いたくなるんです)

こちらの要望に最大限応えてくれようと日夜頑張ってくださる皆様に、ただただ感謝。久し振りに現場に行って進捗状況を見させてもらったら、細部に魂が宿った良い仕事を確認出来ました。一刻も早く引っ越して来たいわ。

今後はソーラーコムさんの益々のご発展に、僅かでも恩返し出来ますよう、可能な限り訪問要請には応えて行きたいと思います。

「寒い家は絶対にダメ!」「 絶対に大丈夫ですから!!」というやりとりをネタのように繰り返したその回答が出る、冬の到来が楽しみです。(今の家では冬の到来が嫌で嫌で仕方がないのに!)
(家の基本性能の高さ、OMソーラーに替えてパッシブエアコンを採用しましたが、その経済性と性能が実感できる!)

将来、子供達が大きくなって、この家を引き継ぎたい!と、二人共が言ってくれる事を切に願っております。

ええ買い物 したんちゃうかなぁ。

2回に渡ってご紹介してきたお施主様の家づくりのストーリーでした。

お施主様にはお忙しい中、長編大作で執筆いただき大変感謝しています。
ここまで明確に家づくりをされる方も実は珍しく、今後たくさんの方に見ていただきたいなという想いで私どもも加筆しました。

標準化のi-worksの中にも十人十色の家づくりがあるということだと思います。

★次回、第8回「施工状況の振り返り」

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第6回  i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:前編

第6回は「豊中i-worksタウン」のお施主様の声をご紹介します。

完成まで2年間、多岐に渡り深く、真剣にお考えになるお施主様が、どういう想いで家づくりをスタートさせたのか、その過程をどのように乗り越えられてきたのか、ここでまとめ、ブログにしていると、ひとつのブレない芯があることに気が付きます。

家づくりを成功させるコツは、
力の入れどころと抜きどころを掴み、餅は餅屋に任せるというある種割り切った考えです。
何もかもを網羅したり、ドツボにはまって細部に渡りのめり込んでしまうと、バランスが悪く、予算も跳ね上がり、そして完成するころには心身共に疲れ果ててしまう家づくりになってしまうのです。

注文住宅、また建築家 伊礼智さんのつくる標準住宅に上手くフィットするための、おおらかに、ちっちゃなことは気にしない、そんな心意気という方が分かりやすいでしょうか。

それでは、ここからはお施主様のバリバリの関西弁ストーリーでお楽しみください。(ソーラーコムからのコメントも挟んでいきます)

大阪への転居が決定し、長年の夢であった家づくりをスタート。

手元に沢山ストックしてあったオシャレ系住宅雑誌を参考にやりたい事を考えていく中で、現在住んでいる約20年振りとなる(賃貸)戸建の温熱環境の悪さに、戸建に引っ越すことに恐怖を覚え始め、ドイツのパッシブ住宅等に興味が湧き始めました。

現在の家で感じている良い点、悪い点を全て書き出して、良い点は採用し悪い点は解消することでたたき台を作り、これから40年!そして孫の代まで安心快適に暮らせる、少し上質で快適な家って何かを考え始めました。

例えば・・・
(良い点)
リビング周辺に子供の勉強スペースと遊ぶスペースを分離して配置

(悪い点)
とにかく寒い、合板の床が冷たい、吹抜けにジャロジー窓(コールドドラフト)
四季を通じて使えない温熱環境と無駄に広いこと、個別エアコン

今の住まいについて考えるところからスタートされています。これはプロがまず行うことで大変素晴らしいことです。代表的な事で言うと、暑い/寒い、暗い/明るい、狭い/広い、などの話。これはいくら口頭で打ち合わせたところで、すり合わせ切れない個人の感覚と価値観です。だから、プロに任せるときには「今の家よりも・・・・」などと比較して言っていただく方がいいのです。

全室の長さを測り間取り図を作成 家具の配置を考えつつ必要な部屋の広さを大雑把に掴む。
間取りや家族の求めている事を検討していく中で、自分が歳を重ねる事で家に求める要望が若かりしき頃と比べて変化、深化(進化)している事に気がつきました。

* 四季を通じて、経済的で、楽に快適性を維持出き、使いこなせる適度な広さ

* 日常で少し上質さを感じられる空間にすること

* 子供達の成長や自分達の老いに対応しやすい建物

* 派手で奇抜な外観やインテリアではなく、日常生活に少しの豊かさと心に余裕を与えてくれる安心できる空間が欲しい
(たまに遊びに来る人達へのウケよりも、そこで毎日快適に暮らせる環境を作ることが家族の最大の幸せに通じる)

ここが家のテーマ、コンセプトと言っても過言ではありません。
絶対にブレないポイントであり、理念のようなもので、素材・仕様などの判断、選択の基準になります。迷ったらこの理念に立ち返るという方法で、家づくりを進められるのです。

この作業を行わず、こんな設備が欲しい・・・部屋は何畳欲しい・・・などから入ると、夢と希望がてんこ盛りのバランスの悪い家に成ってしまうのです。ほんとに何度見ても素晴らしい計画です・・・。

そんな考えに至るきっかけを与えてくれたのは、伊礼智さんの1冊の著書「小さな家で豊かに暮らす」でした(転勤族真っ只中の2011年に何故か買って本棚に置いていた 笑)

最近の伊礼建築実例を見てみよう!という思いで、伊礼智さんのHPを検索。そこで目にしたi-works project

~小さくても、豊かな暮らしをめざして!~ という心が揺れ動くキャッチフレーズと、端整で落ち着いた外観、温かみを感じるインテリアの写真。伊礼建築らしいリビング階段!発見後すぐにi-works projectの虜になっていました。

大手ハウスメーカーさんとは違い、モデルハウスも身近には無い、大阪で建てる為には大阪の工務店さんに話を聞かないと前に進めない。でも、i-works projectには興味が尽きない。。これは早速、行動に移さねばならないと考えました。

伊礼さんというフィーリングの合う建築家を知ったのは、偶然ではなく、必然だったように思います。施主様の中に眠る家づくりに対する考えがブレておらず、だからこそ過去に伊礼さんの書籍を手にされていたのでしょう。実は第9回第10回でご紹介する「大阪 豊中の家」の施主さんも似たようなパターンで伊礼さんという建築家に出会います。

学生の頃からコツコツと集め始めた椅子達。大学卒業旅行にはVitra design museumまで行ったほどの椅子好き。

家を建てたらこれを飾ろうと!自分を納得させ買い集めて来た物も多数あり(コンクリートの壁に似合うような物を集めて来たから、上手にコーディネート出来るんやろうか、少々心配もありますが)
賃貸生活ではどうしてもベストな飾り方が出来ないものもあったりして、家を建てる際には家具や雑貨などの配置、飾り方を考えて進めようと思いました

標準化で浮いたコストは家具や植栽にと言うi-works project 。家のみならず、近隣と分け合える環境作り、家具は温かみを感じられる空間に置けるオブジェだと思います。(永く飽きの来ない空間で我が収集品達が浮いてしまわぬか心配は尽きませんが)

一部を見せていただきましたが、これが本当にお宝の山でした。
それらを少しだけ見学会でも飾らせていただくことになりました。家具にしても、ベースの考え方があり、それが可愛い椅子達を引き寄せているのだと感じました。

伊礼さんの住宅は建物だけでなく、照明や家具に対してのワクワクも大いにあるのです。ちょっと奮発して永くいい物を使ってみようかな、と思わせるものがあります。

大阪の施工工務店さんのリンク先HPを見ていたら飛び込んで来た川口社長のなんでも聞いてくれそうな素敵な笑顔の写真、すぐに電話をしてみました。
偶然にもソーラーコムさんが手がけていた「陽の木の家」(なんとも温かいネーミング)の完成見学会が自邸の建設予定地から歩いて10分程度のところで開催されるとの情報をいただき、大阪へ。

川口社長にご案内頂きながら見学させて頂くと、本当に嬉しそうに色々と教えてくださる。「嗚呼、この社長はん、家づくりがよっぽど好きなんやな!」と思い、見学後改めてi-worksの家に興味がある事、まだ少し先になるけど具体的に家を建てる予定がある事を伝え、現地調査を依頼しました。

この機会をいただけたこと、本当に感謝です。ソーラーコムとしては、伊礼さんの標準住宅と言えど、要所でその工務店のカラーが出ますし、伊礼さんもお施主様の要望を叶えるべく柔軟なお考えをお持ちですので、ソーラーコムの理念のようなものもたくさんお伝えしました。

★次回、第7回「i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:後編」

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第5回 伊礼さんとソーラーコム

第5回は伊礼さんとソーラーコムの繋がりについて。

ここでは伊礼さんと社長の川口との歴史が中心になります。

遡ること今から20年前、ソーラーコムがOMソーラー協会に加盟したことで伊礼さんという建築家を知りました。
当時のソーラーコムは医院建築も受注していたことから、伊礼さん設計の広島県の医院建築の見学会に参加。今と変わらずとても気さくな方で、親近感を感じ、人間的に大変魅力を感じたことを思い出します。

その後、伊礼智設計スクールにも参加し、伊礼さんの作品を毎回見るとともに設計課題にも取り組み、講評も受け、設計スキルのステップアップにも繋がっていきました。

ここで設計作法の基礎がまた登場するわけです。

・建物と庭の考え方、繋がり

・空間の作り方

・納まり、ディティール etc…

ときには一緒にご飯やお酒もいただき、何でも気さくに話していただきました。

<i-worksの第一期メンバーとして参画>

i-works projectが発表され、第一期の工務店メンバーとして参画しました。
つくばにあるモデルハウス「i-works1.0」を生で拝見し、これは地域の工務店として世に広めないといけない、という使命感というか、広がっていくことに確信を持って取り組んでいくことを決めました。

 

<「大阪 豊中の家」で初めてのコラボ>

ソーラーコムは2015年竣工の「大阪 豊中の家」のお施主様とは、弊社見学会に来場していただいたというご縁がありました。その後お話が本格的に進み、伊礼さんより特命での施工ご依頼を頂戴する運びとなっていきました。

このような初めての機会を頂戴でき、施主様と伊礼さんには心からの感謝と、そしてその家守りをしていける喜びも感じています。
ちょうどこのブログを書いている週に、3年目のメンテナンスに行ってきました。伊礼さん厳選の素材や家具たちはまだ若々しくも経年美化を見せ始めています。
またお施主様の暮らしはというと、伊礼さん住宅を目一杯堪能しておられる様子でした。とにかく空間が心地いいとおっしゃっています。
その秘密は第9回10回ブログにて!

<そして2018年6月 伊礼さんイベント>

2棟同時に完成する 豊中i-worksタウンの設計過程でも伊礼さんと何度も打合せをさせていただき、また伊礼さんのお考えに触れ、考える機会も増えました。

そうしたなかで、伊礼さんを招いてのイベントが決定。
工務店やメーカーが主催するプロ向けの講演は比較的ありますが、今回のように、これから家づくりを考えられる住まい手さん向けに伊礼さんからお話しくださることはそうあることではありません。話の本質は変わらないのですが…ご参加いただいた皆さまには楽しんでいただけたことと思います。

<増え始めている問い合わせ>

そして実は最近i-works関連、伊礼さん関連の問い合わせをいただく機会が本当に増えてきました。それもプロ向けの書籍を手にされるお客様が増えてきたのです。住宅展示場の見学から始まり、あらゆることを調べ、最終的に伊礼さんの考え方にたどり着かれることは本当に嬉しく思います。直接工務店に問い合わせが多いのは、きっと価格なんかもネットには出ていないからですかね??

この流れ(??)を持続させる意味もあり、今後継続的にこのような場でも発信していこうと思います。

★次回、第6回「i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:前編」 i-works1.0とi-works1.0-s

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第4回 伊礼智の住宅設計作法Ⅱ

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第4回 伊礼智の住宅設計作法Ⅱ

第4回は伊礼さんの著書「住宅設計作法Ⅱ」のことや設計手法について。

第1~3回でも基本の考え方などはお伝えしてきたのですが、更に伊礼さんというお方をご紹介していこうと思います。(書籍の内容をあまり具体的に記載するのは控えさせていただきます)

<読者は誰でも良かった!?>

「伊礼智の住宅設計作法」シリーズは新建新聞社、三浦祐成さんの「伊礼さんが設計するような住宅を日本に増やしたい」という想いから始まったそうです。(もともと新建ハウジング プラスワンの連載だった)

工務店に勤めるプロや若い建築家が学べることでも大変人気です。

ここでも伊礼さんはノウハウを出し惜しみせず、伊礼さんご自身が、「真似る」ところから自身の標準化というオリジナルにたどり着いたように、何十年後も魅力ある姿を保つような建築(特に住宅)が世の中に残っていくことを望まれています。

また、一般の方が手にしても理解できるレベルに落とし込むため、より具体性を持って設計手法を語られています。

そして伊礼さんの設計に何らかの形で興味を持ち、この書籍を楽しみに、丁寧に読んでくださる方ならどなたでも嬉しかったと述べられているのです。何ともおおらかなお考えですね。。。

<風景を取り入れ、「あいだ」を楽しむ>

の風景を取り入れ、部屋の内側と外側との間に曖昧な境界をつくり、緩やかに繋げる手法がまず初めに語られています。今や私たちもそれを意識して設計をするのですが、これを読んだときにハッとしました。そもそもこの設計手法であるのは、伊礼さんが育たれた沖縄の伝統的な民家が原風景になっているからなのです。ついつい、「ウチとソトの中間領域が…」や「外から豊かなものを取り入れ…」などと学んだ知識をそのままに、豊かである理由を後付けしてしまっているのですが、伊礼さんご自身の育った環境からヒントを得ているため、体に染みついておられ、生きる上でも設計をする上でもこの考えをベースにされているのです。

なので、その中間領域の発想もとても分かりやすい。例えば・・・

「あいまいな領域」「緩やかな繋がり」「ウチとソトとのあいだ」は、海と陸のあいだの珊瑚礁に例えられています。満潮時は海でも、干潮時には珊瑚礁が現れ、あおさ(ヒトエグサと言うそう)などの豊かな収穫の場所になるというのです。「あいだ」の豊かさが体に染み込んで設計に生かされていると述べられています。

また同様に沖縄の外部空間で重要な役割を持つ「屏風(ヒンプン)」「雨端(アマハジ)」についても語られています。ここでは割愛しますが、ソーラーコムでもあらゆる場面で登場しています。



建築実例を以って、伊礼さんの設計手法を紹介していくこの「住宅設計作法Ⅱ」。
嬉しいことにソーラーコム施工の「大阪 豊中の家」も開口部の実例で掲載されています。

この「大阪 豊中の家」の紹介は
第9回「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(前編)」
第10回「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)」にて

★次回、第5回「伊礼さんとソーラーコム」 結局はお人柄と相性

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第3回 i-works2.0

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第3回はi-works2.0についてです。

<2.0はi-worksの狭小地バージョン>

プランは延床約29坪ある「i-works1.0」に対し、「i-works2.0」は23坪。

しかし4人家族が暮らしていける十分な空間を目指して作られました。

「i-works1.0」が郊外型とすれば、「i-works2.0」は都心型の狭小地バージョンと言えます。

ベースとなるプランは壁付けキッチンにリビングダイニング。
大きなテーブルとソファを置き、家族団らんの時間を。
窓横に設けた作り付けソファに腰掛けて、庭を眺めたり、テレビを見たり、のんびり過ごすことも。

コンパクトな中にも居場所のある空間になっています。


建物の大きさを抑え、リビングと繋がる大きなデッキと植栽を設けることで、小ささを感じさせない空間に仕上がっています。
伊礼さんの小さな家の一番のポイントは、写真を見たとき、家に入ったときに、自分の休日が想像できるところではないでしょうか?


「窮屈だわ…」ではなく、「この建物本当に11.5坪なの!?」「リビングから足を投げ出して子どもと日向ぼっこがしたいわ」と聞こえてきそうです。

<住まい手のポテンシャルを引き出す伊礼さんの住宅>

「i-works2.0」は「東京町家・9坪の家」を原型とされています。

9坪の家の紹介はまたの機会にするとして、ここではこの小さな家に住む方がどのようなお考えで伊礼さんに至ったのか…を少し、想像と合わせて考えてみたいと思います。

住まい手さんはご自身で要望をしっかり整理され、暮らしや建築に対する確かな意思があったと、伊礼さんは他の著書でも述べられています。限られた予算ではあるが、伊礼さんの設計で簡素な家に綺麗に住みたい、というコンセプトの元、伊礼さんも住まい手さんの強い意志のおかげで、いい意味で気楽に、素直に設計できたとのことでした。
後にメディアや雑誌の反響が大きく、i-works2.0の前身ともいうべき9坪の家は徐々にスタンダード化されていくことになるのです。

ここでのポイントは「伊礼さんの作る端正な家が欲しい」から入るのではなく、「自分たちの暮らしが伊礼さんの考えにフィットするか」「自分たちの暮らしにはまる家はどんな家か」から入り、まさにそれを体現された点と言えます。
ただ個人的にはもうひとつ「伊礼さんが生み出す住宅に自分たちの暮らしを寄せていく心地よさ」を感じるような方も伊礼さん住宅に向いていると思います。新たな暮らしの発見があるという意味であえて暮らし方を変えていくことも醍醐味なのかなと感じています。例えば物で溢れかえるような性格の方が、綺麗な暮らしを崩したくないというところから、買い物・収納上手になるとか・・?

とにかく天井を高く、敷地目一杯に広く、収納があればあるほどいい、とにかく個室個室でプライベート重視、という価値観をお持ちなら他の住宅を手にされる方が向いていると思います。
ただ私たちは元々そういった価値観をお持ちの方でも、伊礼さん設計の住宅をはじめて見てもらった際に「潜在的伊礼さん感覚」(勝手にそう名付けました。笑)が呼び起される方をたくさん見てきました。それが心地いいと誰も教えてくれないから難しいのだと思います。それは私たち工務店の役割として捉えています。

ただの窮屈で暮らしにくい小さな家にならなかったのは、住まい手と作り手の二人三脚があってこそなんだなと考えさせられました。

外壁はオリジナルのガルバリウム鋼板。陰影がとてもシャープに出る為、トタン感がまったく出ない。



代名詞の開口部。大きな開口を設けて、ガラリ戸→網戸→ガラス戸→障子 と季節や気候に応じて使い分けることができる。

室内干しのできるインナーバルコニーやコンパクトで使いやすいキッチン。
私たちのホームオーナーさんからは、料理をする為に、くつろぐ家族と隔離された「料理部屋」と化するのが、結構ストレスになるという話を良く聞きます。
料理中も気配の感じる間取りは大切。子育て世代の暮らしをサポートしてくれる。



★次回、第4回は「伊礼智の住宅設計作法Ⅱ」 設計スタイルや手法