OMソーラー

太陽の力、OMソーラーで快適な暮らしに

OMソーラーとは、太陽熱を使った全館床暖房&給湯システムのこと。機械的に作られた熱や風ではなく、自然の暖かさをそのまま室内に取り込むことで、緩やかに家じゅうを暖めることができる仕組みです。私たちが20年、OMソーラーとともにしてきたのは、太陽の熱をそのまま利用した至ってシンプルな技術であるからということです。木の家の地域工務店として、機械に頼らず建築上の工夫で太陽熱を利用することが何よりも好きなことも理由のひとつです。

太陽熱を生かす3つのコンセプト

OMソーラーの仕組み
夏の太陽の熱は給湯に使う。300Lのお湯を貯めることができ、家族全員分のシャワーや洗面にも使うことができる。余った熱は外へ排気するか、建築的に浴室乾燥にまわして工夫することもおもしろい。
軒先から新鮮な空気を取り入れ、屋根面で徐々にあたため室内へ空気を取り込む。ダクトを通して床下空間へ送り、各所に設けられた吹き出し口からじんわり暖気が出てくる。
暑い夏の夜、屋根が空への放射冷却で冷やされる際の冷気を利用して、冷たい風を室 内に取り込みます。外気温よりも室内の方が暑くなったときにとても有効です。ついつい床吹き出し口のそばでうたた寝をしてしまいます。

どんな暮らしができるの??

どこにいても温度差の少ない家にする

住まいの中の「暑い・寒い」のストレスは、健康被害だけではなく精神的にも悪い影響を及ぼします。例えば「居間だけが暖かく、廊下・トイレ・洗面所・風呂場がとても寒い」というようなことが起こりません。これだけでもご高齢者にとっては大きな安心材料となります。

温度差

エアコンやヒーターで局所的に暖められた空間より、太陽熱で家じゅうがほんのり暖められた空間の方が暑い寒いのストレスがなく過ごせる

閉め切っていても籠らない新鮮な空気環境

丸1日お出かけをしたり、旅行から帰ってきたときの「ムワッ」とする室内の嫌な空気が一切なくなります。実は人が呼吸する家の中の空気が一番汚れています。新鮮な外の空気を取り入れ、暖房しながら換気しているので、いつも心地良い空気の環境になっています。食材や家もこだわる時代だからこそ、目に見えない空気の新鮮さにも目を向けてみましょう。

ご存知ですか? 熱は熱でまかないます。

家庭で使うエネルギーの半分以上が熱エネルギー

家庭で使うエネルギーの半分以上が暖房や給湯の熱エネルギー。暖房で欲しい温度は20℃程度、普段使うお湯の温度は30~40℃程度。この程度の温度であれば、わざわざ電気・ガス・石油を使わなくても、太陽熱をうまく利用すれば大部分をまかなうことができる。

グラフ:家庭で使うエネルギーの用途別割合 資源エネルギー庁「エネルギー白書2017」より

決して万能ではなかったOMソーラーの新しい3つの進化

雨の日、曇りの日、「太陽の恵みを受けられない」への挑戦

OMX

太陽熱で暖房するOMソーラーの考えに、室外機の廃熱を利用する給湯機能と全館エアコン空調を組み合わせたシステムがOMXです。これにより雨、曇りの日も温度差がなく、どこにいても暖かい、涼しい、空気が綺麗な環境が365日保たれます。太陽光発電をセットにしてZEH(ゼロ・エネルギーハウス)にすることも可能です。

太陽熱による暖房

晴天時には屋根で集めた太陽の熱を室内に取り込んで暖房します。給湯はヒートポンプを利用します。

ヒートポンプを利用した暖房

夜間や雨の日など太陽熱が利用できないときに、ヒートポンプで作った熱を利用して暖房します。暖房時には熱交換を行いながら新鮮な外気を取り込みます。

ヒートポンプ冷房と廃熱利用給湯

夏はヒートポンプを利用して冷房しながら、室外機から発生する熱を利用して給湯します。室内の空気は熱交換したうえで屋根から排気します。

熱交換換気のみ

室内が快適に保たれているとき、あるいは夜間、徐々に室温を低下させるときはこの運転モードに切り替わります。

OMXで暮らしの質が劇的に向上

  • 24時間365日、どこにいてもこれまで以上に温度差の少ない快適な室温
  • エアコン嫌いの方が皆納得、緩やかな気流で全館暖房&冷房
  • 夏は27℃を上限に、冬は18℃を下限に、自動でもっとも心地よい室温を調節
  • 圧倒的省エネ率。太陽熱、空気熱、全熱交換機を最大限利用。
  • 一般家庭の冷暖房と給湯設備を比較して約55%の省エネ削減。
実際にはこんな暮らしができます

年中、暑さ寒さ、不快なエアコン風からの解放

年中、家が新鮮な空気で換気されている(換気で熱を失わない)

夏も冬も370Lのお湯が常に沸いている

これらが家計に優しく実現できる

ヒートショックとは無縁の暮らし

室外機はたったの1台、壁付けの本体は一切見えず、家のデザイン性も向上

OMXと暮らす亀岡のMさん

OMXのある家に住んで驚いたことは、霧がかかるこの土地にぴったりだったこと。
曇りや霧が多いのでOMでの太陽熱は期待できないが、全館暖房が24時間緩やかに作動しているので、家のどこにいてもぽかぽか。ついのすみかとして、温度のバリアフリーが徹底されていて安心して暮らすことができている。廃熱を利用した給湯、換気による室温のロスも少なく、コスト面も安心。本格的な冬を前に住まいでの健康が約束されている。

ペレットストーブ

エコな木質のペレットを使い、炎のある暮らしを

OMソーラーと連動して、床下全体から炎の暖気が吹き上がるペレットストーブ「ほのか燦」。
炎のゆらぎは、無垢の木目と同じ癒し効果があります。
薪ストーブは近隣への配慮や予算面・手間から諦める方が多い中、OM連動のペレットストーブが大変人気です。

ほのか燦と暮らす豊中のSさん

豊中でもとても冷え込む場所にあるため、朝晩はペレットストーブが欠かせない。
タイマー予約もできるので、起床の時間に合わせてとても快適。
外が氷点下近くでも室内は20℃をキープ。家の断熱性能があってこそ。
OMの空気循環との連動でペレットの暖かい空気が家じゅうを巡る。
こども達も炎のゆらぎが大好き。真冬でも薄着に裸足で暮らしている。

OMパッシブエアコン

小屋裏に特別なエアコン機器、たった1台で全館をゆるやかに暖房、冷房してくれる「OMパッシブエアコン」。エアコンの直接の風が苦手な方も安心。暖気は床下からじんわり吹き出し、冷気は天井に数か所からゆるやかに吹き降ろすので、直風を感じることがありません。
また365日緩やかに動作するので、一般的なエアコンを一家で4台、夏冬のピーク時に適宜使うよりも断然コストもエネルギーも抑えられます。

パッシブエアコンと暮らすi-works豊中のOさん

一般家庭によくある室外機がずらりと並ぶ光景が無く、デザインを損ねずシンプルに暮らしている。もちろん室内もエアコン本体が壁から出っ張ってくることもないので、すっきりした室内になっている。
一般家庭によくある室外機がずらりと並ぶ光景が無く、デザインを損ねずシンプルに暮らしている。もちろん室内もエアコン本体が壁から出っ張ってくることもないので、すっきりした室内になっている。(ここから追加)夏は柔らかくヒンヤリと、冬は足元からポカポカと、どこにいても直接の嫌な風を感じることなく温度を均一にしてくれる。

i-worksで暮らす

i-works1.0をO様の家族に合わせてアレンジしたソーラーコムバージョンのi-works1.0s。お子さまとの暮らしや趣味の時間を大切にするため、i-works1.0よりもひと回り大きくプランニング。伊礼さん設計のi-worksでどのような暮らしができるのか。暮らしのひとコマをご覧ください。

i-works豊中モデルハウスで体感する