枚方市で土地探しから始める、小さな木の家を建てるならソーラーコム

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居間と食卓14帖、食堂6帖でひとつの空間

3間間口（5,460mm）で縦長の建物ということで、今回は対面キッチンに。

玄関・水回りを除くすべての20帖の空間がひと繋がりになっています。

2階の面積を大切にするという計画の元、吹き抜けは作らず、無垢の木の現しの天井としています。

正面の掃き出し窓から突き出すウッドデッキがあることで、窮屈さを感じさせない居間になりました。

デッキを無くし、もっと大きく建てることができたとしても、予算面や、建物を控える奥ゆかしさ、間延びしないしっくりくる空間を優先されました。

広さを求めると物が多い日本人にとっては無限に建物が大きくなっていきます。

気積は大きくなり光熱費は上がる、家事・移動の負担、手入れ、何より土地・建物にかかる費用が大きな障害になってきます。

広さを求める場合には、本当に他のことを我慢してでもその広さが必要なのか、理由とともに書き出してみることをオススメいたします。

多くの方が求める洗練されていて普遍的な建築は、広さを求めては土地代の高い都会では中々建たないのが現実です。

ソーラーコムでは計画段階から、この「理由」と「面積」にフォーカスして、家族にとって本当に必要なサイズを出すことを怠りません。

何度やり直してもいいので、今もご予算と土地と向き合っておられる方はぜひご相談ください。

 

コンパクトの中にも、家族の大きな収納

収納を各部屋に配置するか、部屋は小さく一か所にまとめるかは省スペースの問題や時短の問題を紐解く必要があります。

もちろん両方を求めると前述の広すぎる家になっていく、これでは予算に直結してしまいます。

この家では、各部屋は小さめ収納でほどほどに、ウォークインクローゼットで4帖分を確保しました。

ハンガーパイプにして約7M分です。足元も上部もたっぷり使えます。

家族みんなが各自そこへアクセスする。家事動線も楽にさせるひとつの方法です。

ウォークインだけで何時間も話せてしまうのですが、実は自画自賛するほど心地のいい収納空間だと思っていて、大量の洋服空間の独特なにおいがあまり感じなくなります。

それは無垢の木に包まれた空間であるからです。

真下がお風呂やキッチンでなければ、床スリットを開けて、空気が流れるようにするともっと快適になります。

家がそうであるように、みなさんの自然素材系のセーターやコートにとっても、調湿がされていて新鮮な空気が流れる方が長持ちするのです。

カシミア、ウール、アンゴラあたりはとても長持ちするようになりますので、ぜひぎゅうぎゅう詰めはやめて7割程度のスキマをつくって呼吸させてあげてください。

過去に書いたハンガーに関する記事のリンクを貼っておきますのでよろしければご覧ください。

収納が増えるハンガー【知識の蔵】

 

かわいいかわいい二帖の物干し部屋

居間に併設する二帖の畳空間が緩やかに仕切られている写真をよく目にします。

伊礼さんの十八番です。

本質を抜き出すと、それが憩いの場でなくとも、どこにだって応用すればいいのです。

物干し家事のついでにそこで本を読んでも、珈琲を飲んでも構わない、足元がすっきりしていれば南面の日差しの元うたた寝をしてもいい。

多義的に空間を使うとはこういうことで、コンパクトな家の特権のようなものです。

洗濯物をその場で畳むなら、畳の物干し部屋にしてみるのも楽しいかもしれません。

とにかく小さな空間は落ち着きます。

花粉、ウイルス、天候、調湿…などについてはいつものことなので、現地でお話ししたいと思います。

 

完成見学会は2月25日（土）26日（日）3月4日（土）5日（日）の2週連続開催です。

過ごしやすい１０月中旬の完成見学会ということで、空調の心地よさは体感できない気候かもしれませんが、変わらぬ木の香りと空気の柔らかさ、調湿効果は感じていただけますのでご家族皆様でお越しください。

※土曜日のお申込みは混みあいますので、申込欄で第二希望なども入れていただけますとご案内がスムーズです。