陽の木の家 完成見学会

5人家族の平屋+ロフト居室
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豊中市に「陽の木の家」が完成します。

擁壁のある旗竿地に建つ、5人家族の木の家です。

無垢の木の空間はもちろん、片流れの大屋根や外壁そとん壁に憧れ、何度もソーラーコムの住まい手OB様のお宅を拝見して完成した木の家になりました。

大きなスライディング窓のLW、寒くない吹き抜け空間、小さなリビング続きの間、ロフトを子ども室とする工夫など、

木の家に考えている方なら平屋づくりでなくても参考になる部分が多々ございます。

みどころ詳細は下段をご覧ください。

日 程 | 2023年4月1日(土)、2日(日)
時 間 | 10:00-16:00(最終受付15:00)
場 所 | 豊中市(詳細はご予約後案内)
交 通 | お車推奨いたします(最寄:阪急「豊中」駅より徒歩20分)

豊中市「桜を望む平屋」に憧れた設計

低くどっしり構えた大屋根、外壁そとん壁のスチロゴテ仕上げ、木板仕上げのレッドシダー塗り、どれも質素でありながらぼぅっと眺めたくなる外観です。

2021年に完成した豊中の「桜を望む平屋」はソーラーコムのお客様にとっても、ご近所さんにとってもちょっとした有名な木の家になっています。

「あの桜の木のそばに建つ自然素材の素敵なおうちでしょ?」そう言われることがとても多いのです。

そんな家のご見学に何度か伺い、間取り・仕上げ素材・照明・家具・暮らし方までも参考にして設計されたのが今回の建物です。

詳しくはソーラーコム発行のたんぽぽ通信4月号(3月下旬発行)の家づくりストーリーをお読みください。

お施主様の木の家づくりに対する熱い思いがとてもリアルに語られています。


参考にされたOB様宅のLW窓回り。横引きの木製ガラリで視線と灯りを絞り素朴で上品な空間に


緩やかで間口の広い大屋根は、過ぎる時間がゆったりとしている。仕上げに自然のものを使うことも重要

 

大きな一枚のスライディング窓「LW」で小さく広く

今回もLW窓を2枚、コーナーに配置して室内に広がりが出るように設計されています。

また室内側の足元はベンチスタイルなっています。

居間にちょこんと腰かけることができ、こどもたちの居場所は増え、小さく豊かに暮らせるコツになっています。

いつものように、ふんわり柔らかな灯りを採ることも、断熱効果を上げることもでき、一石二鳥の吉村障子を引き込んでいます。


あえて照度を落として撮影した一枚。隔てる枠のない窓の重要度がよくわかる


ガラリ、障子、網戸を季節、時間、天候によって使い分けることができる。腰掛ベンチ付きの仕上げ

 

過去のこの家のOB様宅拝見会の記事を貼っておきますのでよろしければご覧ください。

【前編】「陽の木の家」の涼しい夏がやってくる 1年目の夏

【後編】「陽の木の家」の涼しい夏がやってくる 1年目の夏

 

生涯使えるデスクカウンター

窓辺の書斎は気持ちがよく、使い勝手もいい。

深く出した軒のおかげで、安定した灯りが採れて集中力も上がる。

子どもたちが小さなうちは並んで読み書きや宿題を。家事をしながら勉強を見てあげることもできる。

大きくなったらパソコンを置いて調べものや、家族がいる雰囲気を感じながら読書ができる。

大人も残り仕事をしたり、将来のライフプランについて考えたり、時にはバーカウンターとなることもあるかもしれない。

この家には独立したこども部屋もあり、自室に籠りきりにならないためのオープンな書斎でもあるのだ。

カウンターも戸棚も木で造り込み、住むほどに味わい深くなる家具となっています。


吹き抜けデスクカウンターを希望される方も多い。子ども室と隣接させて部屋は小さく、廊下を有効活用できるためだ(2022年「豊中の家」)


デスクは同じ空間で多義的な居場所をつくるためのもの。書斎がなくとも気持ちいい空間なら子どもたちは喜んで階段で宿題もする(2022年「24坪の尼崎の家」)


無垢の木の天井の近いロフト空間なら、囲まれて安心できる書斎に(2021年「桜を望む平屋」)

 

“ほぼ平屋”が叶える便利な家事動線

クローゼット、洗面物干し、脱衣場を隣接させています。時短と維持費の削減、環境汚染の観点からソーラーコムではほとんどベランダを作ることがなくなりました。

室内干しを選択される方がほとんどで、それが快適に叶うのも、室内の壁の中を呼吸・調湿する無垢材を使い、家全体に緩やかな風を動かしているから。

ここにも空間を多義的に使うことを意識しており、時には洗濯物を干すだけでなく、畳敷きにしたり、日向ぼっこをしたり、足元が収納になったりと自由な空間で家事を楽にしていきます。


3帖のサンルームを南面に配置したため、日当たりも良く畳の間にしてくつろぎのスペースにしたいという見学者様もおられた(2023年「宇治の家」)


2階、2帖のサンルーム。予算を抑えるためのエコクロス貼りとしても、床・天井の木材の調湿と緩やかな風で安心して物干しができる(2023年「枚方の家」)


洗面脱衣場を大きくして、脱ぐ・洗う・干す・畳む・仕舞うを一か所にまとめることもある(2022年「枚方の家」)

もちろん無垢の現し仕上げと全館空調の効果を最大限生かすように、風の通り道となる吹き抜けにアイアンの物干しバーを設置する住まい手様もおられます。

1日に2回、3回とお洗濯を回す方にとっては心強い場所です。冬の乾燥対策としても効果抜群。

デザインと使い勝手の優先度の選択になる部分でもあります。


お洗濯の仕上がりはお日様に当てずとも滑らかで、カラッと、木のいい香りがしている

 

スリット階段下を活用した小さな畳の間

リビング続きの畳の間は坪数に限らず多くの皆様が求められる空間です。

今回の家では、視線と風の抜けのいいオープンなスリット階段、その下を利用した3帖の畳の間が作られています。

リビング・畳の間・寝室が繋がる面白い動線にもなっていますので、見学会で何度も通ってみてください。


3帖の畳の間は面白い。ごろんとできて足も伸ばせる。木の床とは違った香りもする(2022年「尼崎、24坪の家」)


同、尼崎の家。建具で仕切れるダイニング続きの間とした

 

寒くない吹き抜け、無垢の大屋根空間

ソーラーコムの吹き抜けは足元が暖かく、夏も緩やかに冷気が下りてくるよう空気の流れがデザインされています。

無垢の木の現しの屋根勾配が心地よく、たくさんの方に選んでいただいています。

2階建ての方は屋根まで5mが吹き抜けになります。

デザイン上、木を隠した仕上げの大壁仕様とする場合は、i-worksのように天井を貼ります。

しかし空気質に最もこだわるソーラーコムでは、呼吸への配慮や五感に作用する無垢材の効果にフタをしてまで叶えたいデザインなのかどうかを、必ず見学会段階、設計段階で確認しています。

天井を貼るデザインと空気質の両面を叶えるには、被覆する素材を自然素材(左官、和紙など)で仕上げる必要があるので予算に影響が出るのです。

(とはいえ、クロスで仕上げることが、良くない空気質になるわけではありませんのでご安心ください)

ちょうどいい”あいだ”を取るには、部屋ごとに優先度を付けて分けて考えるという方法があります。

このあたりは見学会や社屋&モデルハウスにお越しください。体感とともにお伝えしています。


2階リビングで屋根を眺める吹き抜けを作るときもこのようになる。ゆったりした時間が流れるのが特徴


天井に構造材は見せず、すっきり軽くすることで、重めに見える木の色の重心がさらに下がる。これにより抑えられた天井高も低さを感じない

 

楽しみが詰まったロフト空間

2階は子ども室、廊下を活用したフリースペース、機械室があります。大人が楽しむ酒場や、居間とは違う空間でテレビを見たりできるフリースペース。

子どもたちと踊ったり、おもちゃをひっくり返して空間認知能力を鍛えたり(笑)自由な空間は想像力も豊かになります。

また子ども室は自立への第一歩。子ども室を個別に広く取るかどうかは、初めの設計前段階で住まい手様の価値観と優先度の確認を一緒にしていくので楽しみにしていてください。

あくまで設計上のアドバイスとしての最適解はありますが、家づくりに正解はございません。

このあたりも見学会や勉強会でいつもお話していますので、限られた面積、限られた予算の中でどのように形にしていくか、一緒に考えていきましょう。


「桜を望む平屋」では便利な物置やフリースペースとした


居室、書斎としても低い天井の楽しい空間になる

 

完成見学会は4月1日(土)2日(日)。

年中、どこにいても暖かく、涼しい木の家の空間。

ゆらぎも、香りも、肌触りも、そして調湿された空気も心地いい家を、ゆっくりと体感されてください。

(※2日間だけの見学会ですので、申込欄には第二、三希望も入れていただけますとご案内がスムーズです。)