【完成見学予告】 大文字を眺める「陽の木の家」

銀閣寺の麓に建坪11.6坪、コンパクトで質を上げた「陽の木の家」が施工中です。

「2階リビングの1階は寒い」はもう心配ない

2階リビングのときは1階にお風呂・洗面・脱衣場を配置することも多い。その時、日本の住まいにおいて空気感はどうですか?「とにかく寒い」「湿気があって不快」「なるべく1階に降りたくない」こんな不満が今にも聞こえてきそうです。今回の建物は水回りに加え同じ1階に寝室・書斎があります。足元は底冷えせず温度差のない空気、無垢の木の調湿効果が抜群の空間になっています。

2間半間口の中の回れる家事動線

2間半間口の縦長プランはとにかく窮屈で何だか薄暗く湿っぽい雰囲気になることが多い。前述の通り、無垢の木の調湿と心も明るく開放的になるような回れる家事動線、玄関の出入りのたびに快適な空気が逃げない定番の玄関風除室。老後に安心できる寝室からトイレへのアクセス。狭いのではなく森の木に包まれたような安心できるサイズの書斎。何だか言葉の羅列だけですが温かみのある雰囲気が伝わればそれでOKです。

憧れの「LW」 2階ベランダを繋げる

2階リビングには一番の楽しみである、大きなスライディング窓の「LW」を介して繋がる小さなバルコニー。そこから眺める大文字山が家づくりのきっかけ。無垢の木の床、大きな窓、木製の軒裏、そとん壁の外壁に囲まれたプライベート空間がどのように完成するか今から待ち遠しいです。

伊礼さん建築への憧れ。現実との両にらみ

お施主様は建築家伊礼智さんの書籍を穴が空くほど、どこに何が載っているかがわかるほど熟読してソーラーコムを訪ねていただきました。全体の予算配分を、土地エリアという環境面を重視されながら、コンパクトで質の高い木の家空間を目指されました。伊礼さんの設計作法をできる範囲でどのように表現していくのか、参考にしていただけるかと思います。

ソーラーコムが大切にしてきた長持ち構造が気になる方は、一度ソーラーコムを訪ねていただいた方ならいつでもご案内いたします。完成見学会はどなたでも、6月中頃を予定しています。お楽しみに。

昨年池田市で完成して見学大好評だった「25坪のかわいい家」、こちらも2間間口で建てられた木の家ですのでご覧ください。思えば今回のお施主様もこの家をご覧になられ大いに参考にされておられました。「25坪のかわいい家」完成写真