スタッフ日記

ソーラーコムのお家一覧

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第7回  i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:後編

第7回は「豊中i-worksタウン」のお施主様の声、後編です。

では第6回同様お施主様の声から行きましょう。

ストレスが少なく快適で豊かな生活を実現する事が目的で建てる家、長期的な視点も持って(目先の予算だけで決めない)快適、経済的に回収出来ると判断した住宅設備には投資する(快適性、便利さ、時短効果等で回収する)、

逆に我が家の暮らしには必要性の低いと思われる流行りの装備、見栄えだけをよくするような部分への費用は削る

自分の手で出来る事は自分で行いコストを削減する といった風にビジョンを明確にしていきました。

子供達と楽しく過ごす為に、建築当初は子供のエリアは広めに割いて、自分たちの老いと子供達の成長に合わせて後々変化していける間取りにしようと決めました。

ここでも登場しました。自分以外の誰も決めることのできない家づくりの明確なビジョンです。お子様のとの時間を大切にされるところが伺えます。

ソーラーコムでは、ときどきお子さんの部屋はあえて居心地抜群にはしない…という設計をすることがあります。男の子には3畳部屋(この3畳や2畳というのはとても落ち着く不思議な空間でもあります)、お洒落に目覚める女の子には4畳半とし、過度に設備やゆとりを与えません。贅沢させないということと、18歳や22歳で立派に独立して欲しいという願いが隠されています。(もちろん受験勉強の配慮や、断熱や換気の環境が大前提)

自然とリビングに家族が集まるような仕組みをつくり、個室だらけにせず、間仕切りをむやみやたらに設けない設計を基本とします。

夫婦の時間が戻った後、趣味のスペースにしたり、大空間で居心地よく2人だけの生活にスムーズに戻す為でもあります。

清流をはじめとする自然豊かで寒暖差のある環境で育まれた杉と桧である事を再確認出来る楽しい旅でした。
Live with forest(森林とあなたのあいだでわたしたちができること。)という梼原町森林組合の取り組みと、杉を資源として最大限、町の活性化に役立てている皆様から、大切な大切な杉や檜を分けていただきました。

お米をお土産に買って帰ったら、子供達が「このご飯おいしい」って。
妻は都合が合わず参加出来なかったので、また別の機会にもう一回連れて行ってもらおうかなあ。

隈研吾さんの作品にも沢山出会えて本当に楽しい時間を過ごせました。

また、梼原の森林から分けていただいた杉や檜をずっと大切にしていきたいと改めて思いました。

ソーラーコムが長年活動している伐採祈願祭ツアーです。

大自然の中で、家族みんなで一本の立ち木に斧を入れ(ここは思い出パフォーマンスです)目の前で木こりさんが切り倒してくださいます。その杉や檜を家の梁、柱に使うことで、こども達も家を大切にする気持ちが生まれます。

また高知の森林を大切にする温かい人たちとの交流もあり、地の物をいただき、一生の思い出になる家づくりとなるのです。

「もうご勘弁!」とソーラーコムの皆様には言われるかもしれませんが、私自身は本当に楽しめた家づくりでした。

私のわがままな要望を伊礼先生に相談していただき、色々と提案を頂いた川口社長と設計の八木さん

約2年越しのプロジェクトでしたが、生みの苦しみなどは全く無く、日々早く住みたい要求が高まるばかり、引渡し後に「燃え尽き症候群」になってしまわぬかが心配です。

当初の広さでは、学生時代から集めて来た椅子達の置き場確保が困難という判断から、実は一回は諦めたi-worksの家。(相当期間、自らと妻を説得し、断捨離リストで残す物達を選別し、紙のプラン上で暮らしを想像したけれど、、やっぱり一寸足りないかなぁ!)

でも、川口社長の「伊礼さんに相談してみましょう!」という情熱と、なるべく予算に沿う形でご提案いただけた事で、大手ハウスメーカー志向の親も説得し、納得して契約を締結する事が出来ました。(本当は他社で決まりかけていたんです。でも川口社長の情熱と「一緒にいいお家を建てたい!」という思いが強い工務店さんにお願いした方が良いという判断が!)

工事が始まってからも続く(後から後悔したらもったいないんで、取り敢えず聞いておこう、伝えておこうと)、こちらの要望に本気で取り組んでいただき、遠方に生活していて、なかなか現場確認出来ない状況でも全て安心して任せられる責任感の強い、チームソーラーコムさんにして本当に良かったと思います。

(冗談で「社長、手抜きせんといてね」って言うたら、「ある訳ないじゃないですか!!」と言う社長の悲しそうな顔を思い出します。ホンマは心から信頼してますよ!でも関西人なんで、言いたくなるんです)

こちらの要望に最大限応えてくれようと日夜頑張ってくださる皆様に、ただただ感謝。久し振りに現場に行って進捗状況を見させてもらったら、細部に魂が宿った良い仕事を確認出来ました。一刻も早く引っ越して来たいわ。

今後はソーラーコムさんの益々のご発展に、僅かでも恩返し出来ますよう、可能な限り訪問要請には応えて行きたいと思います。

「寒い家は絶対にダメ!」「 絶対に大丈夫ですから!!」というやりとりをネタのように繰り返したその回答が出る、冬の到来が楽しみです。(今の家では冬の到来が嫌で嫌で仕方がないのに!)
(家の基本性能の高さ、OMソーラーに替えてパッシブエアコンを採用しましたが、その経済性と性能が実感できる!)

将来、子供達が大きくなって、この家を引き継ぎたい!と、二人共が言ってくれる事を切に願っております。

ええ買い物 したんちゃうかなぁ。

2回に渡ってご紹介してきたお施主様の家づくりのストーリーでした。

お施主様にはお忙しい中、長編大作で執筆いただき大変感謝しています。
ここまで明確に家づくりをされる方も実は珍しく、今後たくさんの方に見ていただきたいなという想いで私どもも加筆しました。

標準化のi-worksの中にも十人十色の家づくりがあるということだと思います。

★次回、第8回「施工状況の振り返り」

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第6回  i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:前編

第6回は「豊中i-worksタウン」のお施主様の声をご紹介します。

完成まで2年間、多岐に渡り深く、真剣にお考えになるお施主様が、どういう想いで家づくりをスタートさせたのか、その過程をどのように乗り越えられてきたのか、ここでまとめ、ブログにしていると、ひとつのブレない芯があることに気が付きます。

家づくりを成功させるコツは、
力の入れどころと抜きどころを掴み、餅は餅屋に任せるというある種割り切った考えです。
何もかもを網羅したり、ドツボにはまって細部に渡りのめり込んでしまうと、バランスが悪く、予算も跳ね上がり、そして完成するころには心身共に疲れ果ててしまう家づくりになってしまうのです。

注文住宅、また建築家 伊礼智さんのつくる標準住宅に上手くフィットするための、おおらかに、ちっちゃなことは気にしない、そんな心意気という方が分かりやすいでしょうか。

それでは、ここからはお施主様のバリバリの関西弁ストーリーでお楽しみください。(ソーラーコムからのコメントも挟んでいきます)

大阪への転居が決定し、長年の夢であった家づくりをスタート。

手元に沢山ストックしてあったオシャレ系住宅雑誌を参考にやりたい事を考えていく中で、現在住んでいる約20年振りとなる(賃貸)戸建の温熱環境の悪さに、戸建に引っ越すことに恐怖を覚え始め、ドイツのパッシブ住宅等に興味が湧き始めました。

現在の家で感じている良い点、悪い点を全て書き出して、良い点は採用し悪い点は解消することでたたき台を作り、これから40年!そして孫の代まで安心快適に暮らせる、少し上質で快適な家って何かを考え始めました。

例えば・・・
(良い点)
リビング周辺に子供の勉強スペースと遊ぶスペースを分離して配置

(悪い点)
とにかく寒い、合板の床が冷たい、吹抜けにジャロジー窓(コールドドラフト)
四季を通じて使えない温熱環境と無駄に広いこと、個別エアコン

今の住まいについて考えるところからスタートされています。これはプロがまず行うことで大変素晴らしいことです。代表的な事で言うと、暑い/寒い、暗い/明るい、狭い/広い、などの話。これはいくら口頭で打ち合わせたところで、すり合わせ切れない個人の感覚と価値観です。だから、プロに任せるときには「今の家よりも・・・・」などと比較して言っていただく方がいいのです。

全室の長さを測り間取り図を作成 家具の配置を考えつつ必要な部屋の広さを大雑把に掴む。
間取りや家族の求めている事を検討していく中で、自分が歳を重ねる事で家に求める要望が若かりしき頃と比べて変化、深化(進化)している事に気がつきました。

* 四季を通じて、経済的で、楽に快適性を維持出き、使いこなせる適度な広さ

* 日常で少し上質さを感じられる空間にすること

* 子供達の成長や自分達の老いに対応しやすい建物

* 派手で奇抜な外観やインテリアではなく、日常生活に少しの豊かさと心に余裕を与えてくれる安心できる空間が欲しい
(たまに遊びに来る人達へのウケよりも、そこで毎日快適に暮らせる環境を作ることが家族の最大の幸せに通じる)

ここが家のテーマ、コンセプトと言っても過言ではありません。
絶対にブレないポイントであり、理念のようなもので、素材・仕様などの判断、選択の基準になります。迷ったらこの理念に立ち返るという方法で、家づくりを進められるのです。

この作業を行わず、こんな設備が欲しい・・・部屋は何畳欲しい・・・などから入ると、夢と希望がてんこ盛りのバランスの悪い家に成ってしまうのです。ほんとに何度見ても素晴らしい計画です・・・。

そんな考えに至るきっかけを与えてくれたのは、伊礼智さんの1冊の著書「小さな家で豊かに暮らす」でした(転勤族真っ只中の2011年に何故か買って本棚に置いていた 笑)

最近の伊礼建築実例を見てみよう!という思いで、伊礼智さんのHPを検索。そこで目にしたi-works project

~小さくても、豊かな暮らしをめざして!~ という心が揺れ動くキャッチフレーズと、端整で落ち着いた外観、温かみを感じるインテリアの写真。伊礼建築らしいリビング階段!発見後すぐにi-works projectの虜になっていました。

大手ハウスメーカーさんとは違い、モデルハウスも身近には無い、大阪で建てる為には大阪の工務店さんに話を聞かないと前に進めない。でも、i-works projectには興味が尽きない。。これは早速、行動に移さねばならないと考えました。

伊礼さんというフィーリングの合う建築家を知ったのは、偶然ではなく、必然だったように思います。施主様の中に眠る家づくりに対する考えがブレておらず、だからこそ過去に伊礼さんの書籍を手にされていたのでしょう。実は第9回第10回でご紹介する「大阪 豊中の家」の施主さんも似たようなパターンで伊礼さんという建築家に出会います。

学生の頃からコツコツと集め始めた椅子達。大学卒業旅行にはVitra design museumまで行ったほどの椅子好き。

家を建てたらこれを飾ろうと!自分を納得させ買い集めて来た物も多数あり(コンクリートの壁に似合うような物を集めて来たから、上手にコーディネート出来るんやろうか、少々心配もありますが)
賃貸生活ではどうしてもベストな飾り方が出来ないものもあったりして、家を建てる際には家具や雑貨などの配置、飾り方を考えて進めようと思いました

標準化で浮いたコストは家具や植栽にと言うi-works project 。家のみならず、近隣と分け合える環境作り、家具は温かみを感じられる空間に置けるオブジェだと思います。(永く飽きの来ない空間で我が収集品達が浮いてしまわぬか心配は尽きませんが)

一部を見せていただきましたが、これが本当にお宝の山でした。
それらを少しだけ見学会でも飾らせていただくことになりました。家具にしても、ベースの考え方があり、それが可愛い椅子達を引き寄せているのだと感じました。

伊礼さんの住宅は建物だけでなく、照明や家具に対してのワクワクも大いにあるのです。ちょっと奮発して永くいい物を使ってみようかな、と思わせるものがあります。

大阪の施工工務店さんのリンク先HPを見ていたら飛び込んで来た川口社長のなんでも聞いてくれそうな素敵な笑顔の写真、すぐに電話をしてみました。
偶然にもソーラーコムさんが手がけていた「陽の木の家」(なんとも温かいネーミング)の完成見学会が自邸の建設予定地から歩いて10分程度のところで開催されるとの情報をいただき、大阪へ。

川口社長にご案内頂きながら見学させて頂くと、本当に嬉しそうに色々と教えてくださる。「嗚呼、この社長はん、家づくりがよっぽど好きなんやな!」と思い、見学後改めてi-worksの家に興味がある事、まだ少し先になるけど具体的に家を建てる予定がある事を伝え、現地調査を依頼しました。

この機会をいただけたこと、本当に感謝です。ソーラーコムとしては、伊礼さんの標準住宅と言えど、要所でその工務店のカラーが出ますし、伊礼さんもお施主様の要望を叶えるべく柔軟なお考えをお持ちですので、ソーラーコムの理念のようなものもたくさんお伝えしました。

★次回、第7回「i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:後編」

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第5回 伊礼さんとソーラーコム

第5回は伊礼さんとソーラーコムの繋がりについて。

ここでは伊礼さんと社長の川口との歴史が中心になります。

遡ること今から20年前、ソーラーコムがOMソーラー協会に加盟したことで伊礼さんという建築家を知りました。
当時のソーラーコムは医院建築も受注していたことから、伊礼さん設計の広島県の医院建築の見学会に参加。今と変わらずとても気さくな方で、親近感を感じ、人間的に大変魅力を感じたことを思い出します。

その後、伊礼智設計スクールにも参加し、伊礼さんの作品を毎回見るとともに設計課題にも取り組み、講評も受け、設計スキルのステップアップにも繋がっていきました。

ここで設計作法の基礎がまた登場するわけです。

・建物と庭の考え方、繋がり

・空間の作り方

・納まり、ディティール etc…

ときには一緒にご飯やお酒もいただき、何でも気さくに話していただきました。

<i-worksの第一期メンバーとして参画>

i-works projectが発表され、第一期の工務店メンバーとして参画しました。
つくばにあるモデルハウス「i-works1.0」を生で拝見し、これは地域の工務店として世に広めないといけない、という使命感というか、広がっていくことに確信を持って取り組んでいくことを決めました。

 

<「大阪 豊中の家」で初めてのコラボ>

ソーラーコムは2015年竣工の「大阪 豊中の家」のお施主様とは、弊社見学会に来場していただいたというご縁がありました。その後お話が本格的に進み、伊礼さんより特命での施工ご依頼を頂戴する運びとなっていきました。

このような初めての機会を頂戴でき、施主様と伊礼さんには心からの感謝と、そしてその家守りをしていける喜びも感じています。
ちょうどこのブログを書いている週に、3年目のメンテナンスに行ってきました。伊礼さん厳選の素材や家具たちはまだ若々しくも経年美化を見せ始めています。
またお施主様の暮らしはというと、伊礼さん住宅を目一杯堪能しておられる様子でした。とにかく空間が心地いいとおっしゃっています。
その秘密は第9回10回ブログにて!

<そして2018年6月 伊礼さんイベント>

2棟同時に完成する 豊中i-worksタウンの設計過程でも伊礼さんと何度も打合せをさせていただき、また伊礼さんのお考えに触れ、考える機会も増えました。

そうしたなかで、伊礼さんを招いてのイベントが決定。
工務店やメーカーが主催するプロ向けの講演は比較的ありますが、今回のように、これから家づくりを考えられる住まい手さん向けに伊礼さんからお話しくださることはそうあることではありません。話の本質は変わらないのですが…ご参加いただいた皆さまには楽しんでいただけたことと思います。

<増え始めている問い合わせ>

そして実は最近i-works関連、伊礼さん関連の問い合わせをいただく機会が本当に増えてきました。それもプロ向けの書籍を手にされるお客様が増えてきたのです。住宅展示場の見学から始まり、あらゆることを調べ、最終的に伊礼さんの考え方にたどり着かれることは本当に嬉しく思います。直接工務店に問い合わせが多いのは、きっと価格なんかもネットには出ていないからですかね??

この流れ(??)を持続させる意味もあり、今後継続的にこのような場でも発信していこうと思います。

★次回、第6回「i-works豊中誕生ストーリー お客様の声:前編」 i-works1.0とi-works1.0-s

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第4回 伊礼智の住宅設計作法Ⅱ

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第4回 伊礼智の住宅設計作法Ⅱ

第4回は伊礼さんの著書「住宅設計作法Ⅱ」のことや設計手法について。

第1~3回でも基本の考え方などはお伝えしてきたのですが、更に伊礼さんというお方をご紹介していこうと思います。(書籍の内容をあまり具体的に記載するのは控えさせていただきます)

<読者は誰でも良かった!?>

「伊礼智の住宅設計作法」シリーズは新建新聞社、三浦祐成さんの「伊礼さんが設計するような住宅を日本に増やしたい」という想いから始まったそうです。(もともと新建ハウジング プラスワンの連載だった)

工務店に勤めるプロや若い建築家が学べることでも大変人気です。

ここでも伊礼さんはノウハウを出し惜しみせず、伊礼さんご自身が、「真似る」ところから自身の標準化というオリジナルにたどり着いたように、何十年後も魅力ある姿を保つような建築(特に住宅)が世の中に残っていくことを望まれています。

また、一般の方が手にしても理解できるレベルに落とし込むため、より具体性を持って設計手法を語られています。

そして伊礼さんの設計に何らかの形で興味を持ち、この書籍を楽しみに、丁寧に読んでくださる方ならどなたでも嬉しかったと述べられているのです。何ともおおらかなお考えですね。。。

<風景を取り入れ、「あいだ」を楽しむ>

の風景を取り入れ、部屋の内側と外側との間に曖昧な境界をつくり、緩やかに繋げる手法がまず初めに語られています。今や私たちもそれを意識して設計をするのですが、これを読んだときにハッとしました。そもそもこの設計手法であるのは、伊礼さんが育たれた沖縄の伝統的な民家が原風景になっているからなのです。ついつい、「ウチとソトの中間領域が…」や「外から豊かなものを取り入れ…」などと学んだ知識をそのままに、豊かである理由を後付けしてしまっているのですが、伊礼さんご自身の育った環境からヒントを得ているため、体に染みついておられ、生きる上でも設計をする上でもこの考えをベースにされているのです。

なので、その中間領域の発想もとても分かりやすい。例えば・・・

「あいまいな領域」「緩やかな繋がり」「ウチとソトとのあいだ」は、海と陸のあいだの珊瑚礁に例えられています。満潮時は海でも、干潮時には珊瑚礁が現れ、あおさ(ヒトエグサと言うそう)などの豊かな収穫の場所になるというのです。「あいだ」の豊かさが体に染み込んで設計に生かされていると述べられています。

また同様に沖縄の外部空間で重要な役割を持つ「屏風(ヒンプン)」「雨端(アマハジ)」についても語られています。ここでは割愛しますが、ソーラーコムでもあらゆる場面で登場しています。



建築実例を以って、伊礼さんの設計手法を紹介していくこの「住宅設計作法Ⅱ」。
嬉しいことにソーラーコム施工の「大阪 豊中の家」も開口部の実例で掲載されています。

この「大阪 豊中の家」の紹介は
第9回「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(前編)」
第10回「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)」にて

★次回、第5回「伊礼さんとソーラーコム」 結局はお人柄と相性

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第3回 i-works2.0

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第3回はi-works2.0についてです。

<2.0はi-worksの狭小地バージョン>

プランは延床約29坪ある「i-works1.0」に対し、「i-works2.0」は23坪。

しかし4人家族が暮らしていける十分な空間を目指して作られました。

「i-works1.0」が郊外型とすれば、「i-works2.0」は都心型の狭小地バージョンと言えます。

ベースとなるプランは壁付けキッチンにリビングダイニング。
大きなテーブルとソファを置き、家族団らんの時間を。
窓横に設けた作り付けソファに腰掛けて、庭を眺めたり、テレビを見たり、のんびり過ごすことも。

コンパクトな中にも居場所のある空間になっています。


建物の大きさを抑え、リビングと繋がる大きなデッキと植栽を設けることで、小ささを感じさせない空間に仕上がっています。
伊礼さんの小さな家の一番のポイントは、写真を見たとき、家に入ったときに、自分の休日が想像できるところではないでしょうか?


「窮屈だわ…」ではなく、「この建物本当に11.5坪なの!?」「リビングから足を投げ出して子どもと日向ぼっこがしたいわ」と聞こえてきそうです。

<住まい手のポテンシャルを引き出す伊礼さんの住宅>

「i-works2.0」は「東京町家・9坪の家」を原型とされています。

9坪の家の紹介はまたの機会にするとして、ここではこの小さな家に住む方がどのようなお考えで伊礼さんに至ったのか…を少し、想像と合わせて考えてみたいと思います。

住まい手さんはご自身で要望をしっかり整理され、暮らしや建築に対する確かな意思があったと、伊礼さんは他の著書でも述べられています。限られた予算ではあるが、伊礼さんの設計で簡素な家に綺麗に住みたい、というコンセプトの元、伊礼さんも住まい手さんの強い意志のおかげで、いい意味で気楽に、素直に設計できたとのことでした。
後にメディアや雑誌の反響が大きく、i-works2.0の前身ともいうべき9坪の家は徐々にスタンダード化されていくことになるのです。

ここでのポイントは「伊礼さんの作る端正な家が欲しい」から入るのではなく、「自分たちの暮らしが伊礼さんの考えにフィットするか」「自分たちの暮らしにはまる家はどんな家か」から入り、まさにそれを体現された点と言えます。
ただ個人的にはもうひとつ「伊礼さんが生み出す住宅に自分たちの暮らしを寄せていく心地よさ」を感じるような方も伊礼さん住宅に向いていると思います。新たな暮らしの発見があるという意味であえて暮らし方を変えていくことも醍醐味なのかなと感じています。例えば物で溢れかえるような性格の方が、綺麗な暮らしを崩したくないというところから、買い物・収納上手になるとか・・?

とにかく天井を高く、敷地目一杯に広く、収納があればあるほどいい、とにかく個室個室でプライベート重視、という価値観をお持ちなら他の住宅を手にされる方が向いていると思います。
ただ私たちは元々そういった価値観をお持ちの方でも、伊礼さん設計の住宅をはじめて見てもらった際に「潜在的伊礼さん感覚」(勝手にそう名付けました。笑)が呼び起される方をたくさん見てきました。それが心地いいと誰も教えてくれないから難しいのだと思います。それは私たち工務店の役割として捉えています。

ただの窮屈で暮らしにくい小さな家にならなかったのは、住まい手と作り手の二人三脚があってこそなんだなと考えさせられました。

外壁はオリジナルのガルバリウム鋼板。陰影がとてもシャープに出る為、トタン感がまったく出ない。



代名詞の開口部。大きな開口を設けて、ガラリ戸→網戸→ガラス戸→障子 と季節や気候に応じて使い分けることができる。

室内干しのできるインナーバルコニーやコンパクトで使いやすいキッチン。
私たちのホームオーナーさんからは、料理をする為に、くつろぐ家族と隔離された「料理部屋」と化するのが、結構ストレスになるという話を良く聞きます。
料理中も気配の感じる間取りは大切。子育て世代の暮らしをサポートしてくれる。



★次回、第4回は「伊礼智の住宅設計作法Ⅱ」 設計スタイルや手法

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第2回 i-works1.0

木の家暮らしアドバイザーの川口です。

第2回はi-works1.0について。

まだパンフレットなどでご覧いただいたことがない方の為にご紹介したいと思います。

<基本の考え方とベースプラン>

i-worksとは「設計を標準化」したプレタポルテ(⇔オートクチュール)の家づくり。

賛同する全国の工務店が皆で取り組む家づくりです。

オリジナルでゼロからプランをするのではなく、積み重ねた経験の上にプランが決まっています。品質を極限まで高めた標準化された住宅です。標準化は「誰にとっても心地良い住まい」を生み出すだけでなく、設計費や部材費とった「コスト面」でも大きな貢献があります。その予算を家具や植栽といった暮らしを豊かに彩るパーツに充てることができ、最終的にはそこで生活する人々が総合的に質の高い暮らしを送ることに成功しています。

建築家 伊礼智とOMソーラーと地域工務店で品質の高い標準化された住まいを、ちょっと頑張れば手の届く価格で提供しているのです。

記念すべきプレタポルテ第一棟はi-works1.0と名付けられています。

2013年、つくばにモデルハウスが完成し、i-works projectに参画するソーラーコムもこれまで何度も視察に行きました。伊礼さんの歴史をたどっていくと、20年以上前から地域工務店とともに質を落とさず省力化を行い、標準化に取り組まれてこられた積み重ねを感じられます。

プランは延床約29坪の4間角でもっとも4人家族が暮らしやすい形。

勾配天井で仕上げた吹抜けはとても開放的。

最近よく目にする、高ければ高い程いい…?天井とは違い、天井高をどっしり低く落とすエリアと高く抜くエリアのメリハリが生活者の心にゆとりを与え、のびのびと豊かに暮らせます。

外観に目をやると大屋根がとても印象的。

また今や伊礼カラーとなった木部の差し色がとても美しく存在感を放っています。

軒を低く抑えることで重心がぐっと下がり、どっしりとした落ち着きのあるフォルムとなっています。

「フォルム」を大切にされる伊礼さん。その軒の出は1800ミリと深い深い「雨端(あまはじ)=軒下」になっていて、伊礼さんの代名詞である大きく美しい開口部を通して外部とゆるやか~に繋がることができる恵みの空間となっています。(何度も登場する表現。内と外をゆるやかに繋ぐ、そして仕切りが曖昧になるような中間的な空間。ここが豊かである、と。)

延床面積は28.75坪+ロフト

LDKが一体となる大空間で吹抜けと2階を繋いでいます

部屋は2階に3つ これがi-works1.0の基本プランです。

このつくばの家には、照明・ソファ・チェア・ダイニングテーブル・ローテーブルなど魅力的な家具がたくさん配置されデザインされています。

<i-works1.0はじめ木の家を彩る家具や植栽>

私たちソーラーコムが家づくりをお手伝いさせていただいた 豊中の家i-works 1.0-S(施主さんとソーラーコムの”S”だと伊礼さんに付けていただいた) に住まわれるご家族も家具や植栽に価値を見出されています。

これまでの大阪の住宅密集地の定番パターン「建物+車+道路」だけで終わらず、ウッドデッキや植栽をプラスする楽しさや、せっかくの室内にこだわりの仕上げ「+天井シーリングライト」ではなく、「+美しいペンダントライト」が叶うときっとダイニングに腰掛けるのが楽しみになると思うのです。それがソファでもテーブルでも椅子でも、こだわった家に配置される+αの家具にも少し目を向けてみると、ワンランク上の暮らしがそこにあります。

ただ誤解されませんよう、あくまでも照明にしても「灯りが欲しい」、ソファにしても「足腰を休める」ものだと思うので、器具や家具欲しさをお客様に提案しているのではない、ということはお話ししておきたく思います。かく言う私も建築の世界に入って初めて視察したこのi-works1.0 をしても全く家具の豊かさには興味を持っていませんでしたが、今や眺めるだけで癒され、にやけ、触れたくなる領域まで来てしまいました。形状、質感、灯り方にも色々あるんだなと…

ちょっと脱線しました。

今回はi-works1.0の基本的なご紹介でした。

★次回、第3回「i-works2.0」 小さい家は ”狭い家” ではない!

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第1回 建築家 伊礼智さん

木の家暮らしアドバイザーの川口です。

建築家 伊礼智さんが生み出す建築のことや、伊礼さんとソーラーコムにまつわるストーリーを、「奥ゆかしき暮らし」と題して全11回のコラムとしてご紹介していきます。

まず、コラムタイトルにもある「奥ゆかしさ」とは辞書にこうあります。
― 奥深く、上品で心惹かれる。深い心遣いが感じられて引きつけられる。 ―

僭越ながら、伊礼さんのお人柄がそうであるように、生み出される建築も上品で、深い心遣いが感じられるものであり続けています。

そんな暮らしを夢見る方、また本当はそんな暮らしがピッタリなのにまだお気づきでない方、伊礼さんを知る方もそうでない方も、大阪をはじめとする近畿圏にたくさんの伊礼さんファンを生み出すひとつのきっかけになればという思いで綴らせていただきます。

<心地よさを完全規格化>

誰もが心地よいと思える、小さくても豊かに暮らすことのできる家を、手が届く価格で。
これはホームページにもi-works関連の書籍にも工務店ブログにも書かれている内容です。

i-worksとは服飾でいうところの “オートクチュールではなく、プレタポルテ(=高級既製品)” の家と言えます。つまり標準化された高級住宅ということになります。

伊礼さんの手により気持ちのいい空間が「標準化」された住宅。素材は厳選され、圧倒的に上質でありながら合理化されたプランを実現しています。

標準化のきっかけとなった分譲開発プロジェクトで、部屋を部位ごとに規格化。それを組み合わせることでプランニングし、設計にかかるコストを大幅に削減、庭や家具といった暮らしを彩る部分にもコストをかけられるようになりました。

そういった工夫を生み出したのも柔軟なアイデアがあってこそだと感じます。ひとつひとつの空間が心地よいと感じる設計手法は後日の回でご紹介します。

<お人柄が作風に出る>

伊礼さんの魅力は、温厚で穏やかなお人柄にあると思います。
名の知れた建築界のスーパースターでありながら、お顔を合わせると素人・玄人問わず、ひとつひとつの疑問にも丁寧に答えてくださる。それも優しく穏やかな口調で。

それが、生み出す建築の緩やかで心地よい空間づくりに現れています。

プロが頼みたくなる人気建築家である所以は、作品はもちろんそのお人柄にあると見ています。

<「小さな家」が代名詞!?>

伊礼さんを語る上でまず外せないキーワードが「小さな家」。

まず、「小さな家」について。

「小さな家 70のレシピ」という書籍が登場しているほど、伊礼さんの代名詞ともなっています。小さな家でも心地よく豊かに暮らせる設えや考え方です。多くの建築家や工務店がその手法を学び、実践しています。

実際には「7.5坪の江戸川ソーラーキャット」や「東京町家 9坪の家」のお住まいが有名です。
著書の中で「小さい規模の住宅を建築家が設計すると、生活とはかけ離れた住宅をつくってしまいがちになる。けれど伊礼さん設計の家には生活に必要なものがすべて入っていて、なおかつ高い水準で仕上げられている」と称されています。
住まいにとってもっとも大切なのは広さではなく、なるべく単純な形にまとめ、心地よい居場所をつくることであると繰り返し述べられているのです。

小さいと言っても、伊礼さんの設計は、標準化された安定の空間に加え、そこで暮らすひとの行動『くつろぎ』を想像しながら設計されているので、結果「小さく」なっているだけで、暮らす人にとっては不便なくとても快適に暮らせる家をつくりだしています。しかも小さい家は建物負荷が少なく、結果省エネに暮らせるという点も大変魅力的です。

単純に広い家が良いのではなく、行く先々に楽しみや居場所が散りばめられている住宅であればあるほどワクワクが増し、飽きの来ない住まいと言えるでしょう。

「このリビングの一番のとっておきは、お気に入りのソファに腰掛けて読書をしたり、お日様を浴びながら外の景色を眺めることなんだよねー。」

こういった風景が浮かぶ暮らしを、いくつ家の中で実現できるか、私たちも楽しみで仕方ありません。

★次回、第2回「i-works1.0」

ZEH普及実績 及び 目標

ソーラーコムでは、今年度も引き続きZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)ビルダーとして、

理解を深めてもらう取り組みを行って参ります。

 

2017年2月に登録され、2016・2017年度のZEH普及実績はありませんが、

2018年度以降の目標を下記に公表致します。

 

2018年度 30%

2019年度 35%

2020年度 50%

 

家づくりセミナーや見学会などのイベントを通して、またホームページなどでも

ZEHに関することをお知らせいたしますので、興味がある方は是非お問合せください。

2017年6月に完成・お引渡しの住吉区の「猫と暮らす家」

住まい手さんの家づくりストーリーと伐採祈願祭、住んだ後にいただいたお手紙をご紹介します。

家づくりのきっかけ
マンション住まいでは得られない住まいの為に

住んでいる分譲マンションが大規模修繕工事を行う中で、住民間の考えの違いと集団で住まいを共有することの難しさを目の当たりにし、一軒家に住もうかという考えが浮上。

そんな折、親の土地を相続するというタイミングも重なり、一気に現実化しました。

工務店選びと決め手(ソーラーコムとの出会い)
きっかけはi-works
冬暖かく住める木の家にたどり着く
家づくりコンセプトに共感

相続した土地は狭小でかつ以前の実家は、冬非常に寒かったため、それらの問題を解決する家づくりについてインターネットで検索しているとi-works project に行きつき、まずは資料請求。
次に届いた書類の1枚の大阪府内のOMソーラー会員工務店リストを片手に一店ずつ吟味。

‘一緒に創る理想の家’をコンセプトに掲げ完成物件一覧で十人十色の家を見て、ここだったら私たち色の家を建てていただけるかも?
社長さんの笑顔も素敵だしと思い、ご縁を求めメールを送りました。

大切に育てられた木材にじかに触れ、家を大切にしようと思った

「梼原」の「ゆす」は、木へん に 寿(ことぶき) と書きますね。
そこの木材をつかって家を建てられるなんて、おめでたいなぁ、うれしいなぁ、ありがたいなぁと感じたのを覚えています。
その梼原の森の中の大木に斧を入れる体験をするなんて、しかもその木が自分の家の一部としてやって来るなんて、家を建てようかと考え始めた当初は、思いもしませんでした。

うちには、2匹の猫がいて、最近は一晩丸々 留守番させるなんてことさせていなかったので、朝早くに出かけて、次の日の夕刻までには帰宅できたらなんて我がままも、すんなり受け入れて下さり、調整して下さったおかげで行って来られて、スタッフの皆様には本当に感謝しております。

数ある森林組合がある中、厳密な生産管理されている梼原町森林組合にたどり着いたソーラーコムさんの熱意、情熱に思いを馳せていました。
伐採ツアーは、施主のことを第一に考え、産直価格で高品質な木材を使って、安心・安全な家づくりについてずっと考えてこられた賜物です。
それを利用させていただき、感謝しております。ありがとうございます。

ゆすはらの人たちの目も心もまっすぐでキラキラで、皆さん、ゆすはらの土地を何より愛していらっしゃる。
そんな方々が大切に育てられた森から届く木材。
襟を正して受け取り、大事に世話していきたいという思いを新たにしています。

太陽のような川口社長。
ゆすはらと私たちをさんさんと照らし、もっともっと大きく丈夫に育ててくださいね。

余談ですが、うちの猫は、「ノルウェージャンフォレストキャット(ノルウェーの森の猫)」という種類です。
新しい陽の木の家では、”ゆすはらジャンフォレストキャット”となり、どのように家を駆け巡ってくれるのか、また、くつろいでくれるのか、とても楽しみにしています。

設計中のこと(間取り・プランニング・こだわった部分など)
猫との暮らしを本気で考えた設計

私たち夫婦と猫2匹が快適に過ごせる家、光と風を感じる家!の要望を満たす設計は、南側に光庭を取り入れていただき、一日中明るく風も通るというもの。

さらに、猫階段やキャットウオークの設置もお願いしたため、設計の池田さんは、そのための講習会にも参加され、猫と私たちを満足させるプランをたくさん提示して下さり、心強いです。

契約(見積もり・予算について)
無理な売込みは一切しない

売り込みは一切いたしませんと書かれている通り、契約日まで金銭的なことは、具体的にお話されず、本当にうちと契約してくれるのか?と 心配しました(笑)


工事中の思い出(着工・地鎮祭・上棟式から完成まで)
一環したつくり手の顔の見える家づくり

いよいよ着工となったのに、地盤改良が必要とのこと。
でも現場監督の納庄さんが先手先手を打って下さったおかげで、予定を遅らせることなく年末年始 当初のスケジュール通りで進めていただくことが出来、感謝しています。

地鎮祭では神主さんが、上棟式では、なんと川口社長さんが執り行なって下さり、ありがたかったです。
社長さんのもとスタッフの皆さんが一丸となり仕事されていることを現場に行くと感じます。
また設計の池田さんの出来上がりイメージ図がとても美しく、主人と二人で感心しています。


もうすぐ完成・・・今のお気持ち
愛猫達と木の家で楽しく過ごす暮らしは間近

狭小住宅で作業がはかどり難い中、また厳寒のなか毎日一生懸命取り組んで下さり、本当にありがたいです。

数多くの造作家具もお願いしているので、一つひとつの仕上がりがとても楽しみです。
愛猫達が、 “ニャンと森に住んでいるようだニャー ニャンダフルー” と鳴いて探険が日々楽しい家に出来上がってくれるよう期待で一杯です。

相続した土地が北東角地でとても狭いので、条件を満たす土地なのか川口社長さんにみてもらった日から約1年後、檜を使ったお風呂場から光庭を眺めながら入浴できる夢のような日々が、待っているなんて!

ソーラーコムさんに巡り会えて良かったです。

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猫達とともに幸せです

私達は、今年1月の上棟式に始まり、5月には引渡し、6月引越し、実際に住んでみて6ヶ月とアッという間の1年でした。

夏は太陽エネルギーを利用した温水が十二分に使え、早めにやって来た厳寒には、朝一番は補助暖房で、日中太陽が照ればOMソーラーからの床暖房でほんのり暖かくやさしい幸せに包まれながら、日々過ごしています。

猫達は玄関口の格子の間から上手に、人の動きを窺い見たり、猫階段を得意気に順番に降りて来たりと、この家の工夫されている部分を余すことなく、日々活かして生活しています。


設計、打合せ担当より

N様ご家族が見学会にお見えになる検討中の方々になさっていたアドバイスは、あらゆることを決める必要がある家づくり…自分たちの譲れない部分とその必要はない部分をはっきりとさせておくことでスムーズに事が進む、ということでした。
素人が色々と口を挟むよりも思い切ってプロに任せた方が、良い提案がいただけると。

これは大変身に余るお言葉ですが、確かにパーツパーツでやりたいことを詰め込んだ家には、テーマがブレ、混雑な家になりがちです。

また、ご夫婦の意見はどう調整し合ったか、
という質問には、真っ先にご主人が、土地の条件に関わらず明るい家、のただ1点だけで、基本的には奥様のご要望の通りでいいとのことでした。とてもご寛大なご主人…
お二人の感性がぴったりと合っていたからこそできる方法だと感じました。

そして何より共通の愛猫達に対する愛情。
猫ちゃんの暮らしが豊かになるようにたくさんの猫家具を造った家になりました。

設計の思惑通り、楽しく我先にと猫ちゃん達はその動線を楽しんでくれているようです。

いつもニコニコ穏やかな雰囲気のご夫婦。まさに光庭に太陽の光が降り注ぐ、ご夫婦にぴったりな穏やかな家になりました。

住まいはいかがですか?(家づくりに役立つ知識も有り!)

今回住まい心地をお聞かせいただいた豊中の家のご家族。

とても快適にお過ごしいただいているご様子です。

木の家がもたらす家族の健康を中心に、取り入れて便利だったもの、家族の暮らし方の変化などをお聞きしました。


■木の家って暖かい。

当時のマンションから木の家に移り住んで約2年、いつも感じることは、木の家って本当に暖かいんです。

もちろん冬場0℃を切ることもあるうちの地域ですから、暖房無しというわけにはいきません。

子どもたちの健康のことも考え、我が家が取り入れたのはOMソーラーとペレットストーブ。

外が0℃近いときでも室温はずっと20℃をキープしてくれる。

何より、リビングだけが暖かくトイレや脱衣場がひんやりしているストレスを感じることもないし、

どこにいても温度差が少なく体がとてもラクになりました。

杉の床板にしっかりとペレットの暖気が保温され足元も暖かく過ごせています

打ち合わせでヒノキと杉のサンプルを触り比べてみたときのことを思い出しました。

(杉は柔らくて暖かい!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■毎日のお洗濯も助かっています。

 

家族みんなが花粉に弱いので、ほとんどが部屋干し。

大きな吹抜けと、日当たりの良さと、OMソーラーの気流で、外で干すのと変わらないくらい

気持ちよく乾きます。最近取り付けたシーリングファンのおかげで空気がよく動き

何度も洗濯機を回してしまうくらいです(笑)


 

■家族の口にするものや触れるものには気を付けたい


 

誰でも健康でいたいと思うのは当然で、食事や身の回りのものに気を使ったりします。

でも、とっても大切なのは「空気」。暑い夏、寒い冬は換気をしたくない…。

でも閉め切っていると空気が汚れて、常にその空気を口することになりますよね。

我が家は、自然パワー3点セットで毎日快適な空気環境を整えています。

「無垢の木の調湿効果」、「珪藻土でハワイのような家」、「OMでいつも暖房しながら換気」

おかげでジメジメ、カラカラ知らずの生活が送れています。

子どものアトピーもどんどん良くなってきています。

 

■収納

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設計の池田さんと相談して、小屋裏収納や土間収納やウォークインクローゼットなど

たくさんの収納場所をつくりました。おかげで家族の雑多な荷物が溢れることなくいつも片付いています。

ただ気を付けているのは、収納があればあるだけいいという訳ではないということ。

あればあるだけ荷物が増えるのが日本人の生活スタイルなんです。だから他の住まい手さんから教えてもらった

物を買う判断基準のひとつ「我が家の収納にそれは収まるか」を考えて買うようにしています。

収納スペースに満杯詰め込むより、少しはスペースがあった方が出し入れ作業もしやすいですし、

見た目も綺麗に見え、かわいくディスプレイもできますよ。

 

■子どもの気配が分かる間取り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソーラーコムさんの家づくりの特徴、初めに個室をつくらないということ。

1階はLDKが1つの空間で繋がっているので自然と家族が集まってきます。

子供室やお勉強スペースも吹抜けを通して繋がっているので、子どもの気配を感じることができいつも安心しています。

子どもが小さいうちは間仕切りもせずに開放的に、将来子供たちが独立したときには自分たちのプライべート空間に

するか、趣味の部屋にするか、気が早いかもしれませんが、将来の子どもたちの家族を招くこともできそうです。

他の住まい手さんのお話しでは、早く子どもが独立できるようにあえて個室は作らずすこ~しだけ居心地の悪い空間に

してあげるそうです(中高生が部屋にこもらないという意味で)。少し寂しい気持ちはありますけど、子どもの成長は

親の何よりの願いですからね。

 

■ちょっぴり奮発して採用して便利だった設備

1624サイズの大きなお風呂…子ども達と広々入れて時短にもなる

玄関土間の造作洗面…帰宅時の手洗いうがいや上靴などもガシガシ洗える

2口ある洗面化粧台…朝のケンカが減りました(笑)

ガス乾燥機 乾太くん…吹抜け洗濯が面倒なときはこれで一気に乾燥させてます

OM用PM2.5対策のフィルター…実感はないけれど、黄砂もつかず空気がとても快適です

3口横並びのガスコンロ…使い勝手が抜群です

家内一括浄水システム…シャワーや歯磨き時の浄水がとても快適です

 

 

■暮らし方にいい変化

木の家に住んでちょっぴり嬉しい変化もご紹介しておきます

 

・主人や子どもが早く家に帰ってくるようになった

・家を訪れる人達が心地いいと言ってくれる

・靴下を履かなくて済む、素足で居たくなる

・我が家がやっぱり一番落ち着く

・家族でキッチンに立ちたくなる

・寝目覚めが良くなった

・外に出て初めて寒い日だと気づく

 

 

■設計・打ち合わせ担当より

 

S様が掲げた家づくりの最優先事項が、「家族の健康」「子ども達の安心安全」「時短」でした。

すべての箇所に意味があり、採用する判断基準が値段の高い・安いではない、自分達にぴったり当てはまっているかどうかでした。

住んでからももっと便利に‥とたくさんの手を加えられ、お邪魔するたびにバージョンアップされていて、

住んでからが楽しい木の家、をまさに体現されているご家族です。

そして、近所のこども達も嬉しそうにこの家に集まってくるところも、第三者としてちょっと誇らしく思ってしまいました(笑)

住み心地が良い家を上手く利用して、家族の暮らしの質を上げている印象です。

迷ったときには最優先事項の本質に立ち戻る。

そういう意味では、ただの消耗品選びと家づくりにも何の違いやブレもなく、とてもスムーズに暮らされているのだと感じます。

お子さんの成長とともに暮らしがどう変化していくのか、またどこかで発信できればと思っています。