陽の木の家 完成見学会

ご夫婦、猫ちゃん、25坪の平屋
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枚方市に25坪の平屋の木の家が完成します。

小さな平屋のご希望がここ最近とても増えています。

土地条件次第で、平屋+ロフトという選択もあり、今回もひとつひとつの部屋の広さは抑え、広さばかりに予算を充てるのではなく、居心地の良さという意味での質も追求した住まいとなっています。

暖かさ涼しさ、間取り動線、家具、外観、仕上げ、水回り設備など、見どころがたくさんです。

見学会は2024年2月17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)、3月2日(土)、3日(日)の3週連続開催です。

お施主様によるこだわりポイントの紹介をしています。下段もご覧ください。

日 程 | 2024年2月17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)、3月2日(土)、3日(日)
時 間 | 10:00-16:00(最終受付15:00)
場 所 | 枚方市(詳細はご予約後案内)
交 通 | お車推奨いたします

枚方市に完成する25坪の平屋、3週連続の完成見学会がやってまいりました。

お施主様がソーラーコムの「陽の木の家」を選んだわけは、自然素材や空気質の心地よさ、何よりも冬暖かくて、夏涼しい暮らしを送りたいからとのことでした。

心地良い空気や温かさ、素材の気持ちよさは現地で体感していただくのが一番かと思います。

ここからは、プランをする中でお施主様がこだわった点、外せなかった点をいくつかご紹介していきたいと思います。(お施主様原文ままでご紹介していきます)

 

玄関ホール

永田格子、ナラ材の造作家具

永田格子は伊礼さんの作品を見て憧れでした。これに合わせて窓を大きくし、明かりが十分に取り込めるようにしていただきました。
また外から入って見える部分は、ナラ材で統一していただきました。(リビングの家具もナラ材で統一する予定です。)また、正面の扉は格子戸にしていただきました。


2016年竣工、伊礼さん設計の豊中の家。こちらも平屋で、窓際に永田格子が仕込まれ、灯りを楽しめる建具となった

【ソーラーコムよりひとこと】実は住んだあと、OB様から「後から永田格子を入れられない?」と問い合わせが多いことからも人気が伺えます。縦すべりや横すべり窓に対して有効で、雑多な景色・通行人の視線を絞ったりするなど、見ていて気持ちのいい建具ですよね。

 

LDK、水回り

中霧島の壁

LDKの壁は風合いを出すため、中霧島でお願いしました。天井がクロスなので、壁で調湿効果も期待しています。合わせて水回りの壁も中霧島を選びました。


予算を他にも充てたい方は、玄関、水回りだけを塗り壁にすることをすすめている

【ソーラーコムよりひとこと】長年使ってきた体感として、中霧島壁の調湿はもちろんのこと、消臭効果が抜群だと感じています。シューズや泥、水回りの独特な臭いを壁で消臭させ、ゆすはらの無垢の木の香りが立つ、このような暮らしを叶えてくれます。

 

キッチンの天井

小幅板風羽目板

以前から伊礼さんの作品で知っていましたが、途中まで躊躇していました。家が完成に近づくにつれ、どうしても欲しくなり社長にお願いして追加していただきました。キッチンとの対比もあり、素敵に仕上がったと感謝しています。


実際の施工写真。全容は見学会で

【ソーラーコムよりひとこと】ソーラーコムのモデルハウスでもそうですが、天井板張りは上小材(節の少ない材料)または無節がスッキリとしていてデザインも向上します。また調湿、消臭、木目のゆらぎの効果もありとても癒されます。重心が落ちて包まれるような落ち着きもあり、ソーラーコム定番の高さの低い天井にもピッタリです。

 

家事室

洗濯機、畳

濡れた洗濯物を物干し場まで運ばなくていいように洗濯機を設置しました。空きスペースは畳にしていただき、猫と日向ぼっこできるようになりました。
窓を開けるとフェンス付きの縁側があり、猫がいても開けることができます。


2023年竣工、宇治の家。南面に設けたサンルーム。奥様はこの家を見て猫ちゃんとの暮らしをイメージされた

【ソーラーコムよりひとこと】「陽の木の家」では洗濯物はお日様に当てずとも、無垢の木と緩やかに動く風のおかげで、生乾きの臭いはあまりしない空間になっています。そこから「洗濯物はどうしてもお日様に当てて干したい!」という方は配置を検討していき、今回のやこの写真の宇治の家のように南面にサンルームを設けることがあります。今回奥様にとっては、多義的に空間を使うということで、家事・猫ちゃんとの暮らし・畳でのんびりすること、たくさんの暮らしイメージが湧いてくる素敵な空間になりそうです。

 

リビング

窓、ウッドデッキ

庭が見える南側にLW窓に加えてFIX窓を配置し、大きな開口をとっていただきました。合わせてウッドデッキを設けました。
また斜め天井の先に2階につながる小窓を設け、2階の部屋との一体感を出していただきました。(豊中の家を参考にさせていただきました。)


「陽の木の家」定番中の定番となっているLWの大開口窓。日射遮蔽が考えられているからこその心地良い大開口


文面では伝わりづらいかもしないが、例えば写真のようにリビング上の吹き抜けと2階ロフト空間とが製作障子で繋がりを持っているということ

【ソーラーコムよりひとこと】ソーラーコムの「陽の木の家」と言えば…そとん壁とアクセントになるレッドシダー色の木板貼?構造に強く香りのいいゆすはらの無垢の木?勾配天井の吹き抜け?様々ありますが、この大きなLWの開口と縁側も定番となりました。

 

寝室

現わし天井

睡眠時の健康を考え、現わし天井にしました。


本当にどの国産材よりもゆすはら材の香りとゆらぎがお気に入りになる

【ソーラーコムのひとこと】”睡眠のために無垢の現しにした” シンプルですがなんと大切なお言葉でしょう。睡眠時の空気質を整えることがどれほど健康寿命にいい影響があるかは科学で証明されています。目覚めに木目のゆらぎを目に入れることができることも、ゆすはらの木の香りに包まれていることも、きっと五感が喜んでくれるでしょう。

 

フリースペース

壁一杯の本棚

当面は仕事部屋として使う予定なので、その資料置き場として使います。将来は漫画を並べて「漫画部屋」になるかも・・

【ソーラーコムよりひとこと】今回は立派な大きなお部屋になっているのですが、こういった機能は1帖や2帖でも籠れる書斎としても、ミニ図書館としても人気があります。(まだ更新できていなくて申し訳ないですが、2023年竣工、西登美ケ丘の家でも2帖のコックピット型本棚の書斎が好評でした)皆さんが憧れる漫画部屋、楽器部屋、勉強部屋、晩酌の場、逃げ場(笑)、コレクション部屋、書道、お花、ピアノ、英会話などの住み開き教室、たくさんのワクワクが詰まった空間です。

 

昔の和風庭園との融合

伊礼さん色(そとん壁とレッドシダー)の外観にあった庭づくりを考えました。伊礼さんの家は雑木林風の庭が合うイメージがありましたので、その融合を目指しました。


施工中の様子を少しだけ。山採りの木、そとん壁、解体前の和風庭園との融合をお楽しみに

【ソーラーコムよりひとこと】高木を入れ、建物を小さく見せることが佇まいを良くする。伊礼さん、荻野さんから学んできたことであります。そこにはいつも住まい手様のお手入れやイニシャルコスト面でのご理解がないと叶わないことがあります。しかし庭の予算を始めに確保しておくこと、手入れをすることが四季の訪れを感じ、そうして暮らすことに共感をいただくこと、それも工務店の役目と考えなければ、先達に怒られてしまうのですが…(笑)

 

キッチン

Ⅱ型(グラフテクト)

「収納が欲しいが、かがむのはいや」という我儘に対応するためⅡ型を選択し、テーブルも横づけできるようにしました。収納にこだわって探したところグラフテクトのものが想いと合いました。

【ソーラーコムよりひとこと】ソーラーコムでは珍しく、設備機器の充実にも触れておきます。次のトイレ機器もそうですが、住まい手様の価値観も大切にしているので、ときにはこういった設備に予算を充てることも重要だと考えています。建物の長持ち構造、空気質、無垢材の心地よさがあってこその設備だといつもご面談でお話してきましたが、ここの充実もやはり大切ですよね。

 

トイレ

浮くトイレ

掃除が楽なトイレを選びました。


お施主様の素晴らしい命名「浮くトイレ」。数十万円の割増になるとしてもお手入れ面に価値を置かれるならあり。ぜひ優先度の整理の上で決めたい

【ソーラーコムよりひとこと】お施主様のシンプルな言葉に全てが凝縮されているようでクスッと笑えました。トイレ機器のの選び方は機器だけに留まりません。床の仕上げ、壁の仕上げ、男性の家族間・来客にどのような姿勢で使っていただくか、そこにかかっています。ぜひ皆様のご意見とご希望を見学会でお聞かせください。

 

間取り

見どころとなる動線

ここからはお施主様原文とソーラーコムからもご紹介いたします

家族動線と来客動線

親しくない来客のために和室を設け、廊下で私的部分と区分しました。

回れる動線

吉村順三先生が言う家の中に「丸3つ」。心理的な行き止まりを作らないための工夫です。今回は間取り動線で丸2つを作っています。

家事動線

家族動線と来客動線が分かれていることで、玄関風除室すぐにキッチンを配置することができました。

老後に備えた動線

寝室、お手洗い、居間が近いことで、安心できる老後を迎えていただくことができそうです。

 

ソーラーコムを選んだ理由

結局暖かい家。それから構造。

そもそもソーラー様を選ばせて頂いた理由は「暖かい家」に住みたいでした。そのため、基礎部分から各社を見させていただき、一体工法と、基礎の間仕切りがない(床から暖気が家中に回る)ことが決め手になりました。

【ソーラーコムよりひとこと】どんな理由であってもいつも選んでいただけることは本当に幸せです。中でも木材で選んでいただけること、構造で選んでいただけることが自信にも繋がります。今回は中でも基礎の形状、工事の仕方で選んでいただきました。基礎の形状が暖かな家にどう繋がるのか、ソーラーコムの家づくり勉強会を受けていただいた方はお分かりではないでしょうか。構造見学会ではありませんが、完成見学会でもじっくりお話させていただきます。

いかがでしたでしょうか。完成見学会直前の公開となってしまいましたが、複数日設けておりますので、ぜひお越しください。

今回はお施主様のこだわりもあり、玄関アプローチが印象的でかわいく仕上がっています。和歌山でi-worksにお住まいのお施主様を尋ねた際のブログも参考にしてみてください。家に帰ってくるのが楽しみになるアプローチのヒントが見つかると思います。

【i-works1.0住まい手宅見学レポート】第6回:玄関アプローチは小さくかわいく