スタッフ日記

ソーラーコムのお家一覧

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

お正月はみなさまいかがお過ごしになられましたか?

新しい住まい手さんは、ご実家からの帰省で木の家に帰ってきたときの

「あぁ~やっぱり木の家の我が家が一番♪」

を味わうことはできましたか?

今計画中の皆様は来年が楽しみですね。

ベテラン住まい手さんはまた定期点検でお会いできるのを楽しみにしています。

スタッフの川口は、梼原産キジ肉で野遊びをしていました。

そんなことで今年はテーマ性ある家づくりに出会えるといいなぁなんて考えています。

読書ハウス?
Barハウス?
キャンプハウス?
ガレージハウス?
スポーツハウス?
アスレチック子育てハウス?

なんでもいいんです。ひとつ主軸になるプラスワンを足して家づくりを考えてみると楽しくなりますよ。

では本年もよろしくお願いいたします。

年内最後の現場美化

森河内の家、年内最後のゴミ出し美化終了しました。

外は外壁防水、中は間仕切り壁作業中です。

2018年は災害続きに職人不足に本当に大変な年でした。

その中でもi-worksが2棟完成し、たくさんの新しいお客様に出会えたりといいこともあります。

2018年にお引渡しした住まい手さんたちも「すこぶる快適」に暮らしていただいているようで何よりです。

2019年年明けから新たな家も着工を控え、新社屋が5月にお披露目予定です。

本年起こったことに感謝しつつまずは年を越したいと思います。

年末年始休暇は12/29~1/6 新年の営業は1/7より行います。

窓の難しさ、楽しさ、心地よさ

住宅業界の中では「窓」の位置づけは大変高いところにあります。

窓からは風、光、匂い、音が入ってきますので、それらを設計技術で自在にデザインすることができます。

 

そして視界も。

 

その窓から何を眺めるか、外の景色で人々は癒され、テレビや絵画をやめる贅沢な暮らしに魅了されます。

 

もうひとつは、伊礼さんはじめ、名だたる建築家や売れっ子工務店が追求している窓自体のデザイン。開口部をどう取るかにこだわっています。せっかくの景色もアルミサッシの引き違い窓が来たのでは「枠」の見た目の重たさに外の景色を持っていかれるため、景観が半減されてしまうのです。この窓自体のデザインを生かすために、選ぶ照明器具を、天井の高さを、枠材の取り方を、障子、雨戸、網戸、さらにはカーテンorスクリーン論争etc…複合的な要素が絡み合って完成品となります。

 

さらに、素人の方でも忘れてはならない、断熱性能。

アルミか、樹脂か、木製か、予算とのバランスが非常に重要なところです。

ショールームではガラス面や中に入るガスの種類の比較までできるようになっています。

 

もちろん窓の取り方ひとつで耐力壁とのバランス、構造計算も大きく変わってきます。

あ、結露の対策なんかも重要なところですね。ここはまた別の機会に。

 

ざっと挙げるだけでも窓ひとつでこれだけのポイントがあります。

 

そしてこちらの写真をごらんください。

現在建設中のソーラーコムの新社屋&モデルハウス、2Fリビング南面の開口部です。

アイランドプロファイルウィンドという大開口が魅力の木製サッシです。枠が木製のため熱を通しにくく断熱性能も優れ、先に挙げた窓自体のデザインがとても効果的なものです。(4人がかかりで持ち上げるような施工も偉いものなんです)

冬の現場なので、枠を触っただけでもその温かさがわかります。

 

ところが・・・よ~く見てみると、せっかくの大開口に網が入っています。

これは、防火制限がかかった地域で建てているために生じる「網入りにせよ」という規制のようなものです。防火サッシでないとならないことで、予算は跳ね上がり、デザイン性も少々悪くなったり、その地域によって何がベストかを選択しながら進めていくということになります。でもこんな言い方をしましたが、捉えようで、暮らしを守ってくれるいいものでもあります。また網があるからこそ形状を工夫する発想もできますので決して悪いようには捉えていません。ここでは、真ん中の窓はFIX(固定窓)にして、両サイドの窓を縦滑りにして通風ができるようにしています。網入りだけれども、開口部を美しく大きく取ってソファのある暮らしを楽しむ。そんな気持ちよさをイメージしています。

ちなみにリビング上部は小屋裏に繋がる吹抜けです。また仕上がりをお楽しみに。

OMX完成見学会

今週末、10日(土)、11(日)は亀岡市古世町にてOMX搭載の家完成見学会

OMXとは、冬は太陽熱で床暖房、夏はヒートポンプで冷房ができる世界最高峰の技術。

平屋の木の家とともにその暖かさを体感いただけます。

お申込みはこちらから。

ついにOMソーラーで冷房ができるようになります-OMX-

■OMソーラーから、世界最高峰の新システム 誕生

私たちプロの世界では「OMソーラー」と聞けばどんな暮らしが叶うのかがすぐにわかります。もちろん価格帯も。建築技術で補っていた問題点も。

しかしその30年以上培ってきた基本の考え方をご存知ない方に「新商品が出た」と言ってもきっと「??」なはずです。

ですから、今回、共同開発された東京大学の前真之准教授を以てして、「間違いなく世界最高峰の技術」のご紹介をする前に、まずは家づくり初心者の方にとっては未だめずらしく、しかし体感すれば迷わず入れたい「OMソーラー」の基本的な暮らしを説明します。

■簡単なOMソーラーの考え方

OMソーラーの基本システムはこうです。

晴れの日、太陽熱で屋根面で暖めた空気を家じゅうに送り、どこにいても温度差の少ない環境を作り出します。花粉は吸いませんし、PM2.5もフィルターでカットできます。
常に家じゅうが緩やかで新鮮な空気が動いていますので、いつも換気がされていて清潔な状態を保てるのです。

<OMソーラーのしくみと実現する暮らし>

冬のしくみと解説

屋根で暖められた空気を小屋裏のファンでダクトを通して床下へ送る
後は自然のまま。温かい空気はじわじわと上昇して家じゅうを温める
ぐるぐると空気が回るので、常に換気されている

夏のしくみと解説

夏は温かい空気は室内には必要ないので、給湯に使い、それでも余った熱は排気する

■もっとわかりやすく、どんなメリットがあるのか

トイレも脱衣場も寒くない

閉め切っても嫌な臭いがしない

花粉症でも室内干しが何回もできる

空気が動くので結露しない(シックハウスにならない)

エアコンの嫌な風に当たらなくて済む

電気代(暖房)、ガス代(給湯)が大幅削減

このような暮らしが叶います。

■晴れないと意味ないよね への回答

ここで、最も多い質問。

「雨や曇りの日はどうなるのですか?」
「夏は結局エアコン要りますよね?」

これまでは、天候に左右されるOMソーラーは、冬場、OMソーラーと連動できるペレットストーブやガスコイルを床下に回す補助暖房をご提案し、
どうしてもの時には、エアコンやヒーターなどに頼る必要もあるとお話しをしてきました。

夏場、実際、ここ最近の異常気象では、いくら家の性能を上げてもエアコンの力を借りざるを得なくなっているのは事実です。(ただ高性能な家だと熱を逃がさないので1時間エアコンを回すだけでも効率がとても良い)

つまり、OMソーラーのだけでは、夏の暑さ、冬の雨の日への対応が不十分だったのです。

■そしてOMXの誕生  暖房・冷房・給湯・熱を逃がさない熱交換換気が一台で

太陽の恵みをいただくOMソーラーの考えに、給湯器と全館エアコン空調を組み合わせたシステムがOMXです。

OMXの専用サイトはこちら(オープン仕立てです!)


OMXで実現する暮らしは劇的に向上します

24時間365日、どこにいてもこれまで以上に温度差の少ない快適な室温

エアコン嫌いの方が皆納得、緩やかな気流で全館暖房&冷房

夏は27℃を上限に、冬は18℃を下限に、自動で温度リズムを調節

圧倒的省エネ率。太陽熱、空気熱、全熱交換機を最大限利用。

一般家庭の冷暖房と給湯設備を比較して約55%の省エネ削減。

シンプルにまとめると、

①    年中、暑さ寒さ、不快なエアコン風からの解放

②    年中、家が新鮮な空気で換気されている(換気で熱を失わない)

③    夏も冬も370Lのお湯が常に沸いている

④    それらが家計に優しく実現できる

⑤    ヒートショックとは無縁の暮らし

⑥    室外機はたったの一台、見た目もすっきり(4人家族なら通常3台)

OMX搭載にあたり、屋根には太陽光パネルも乗るので、自家発電や売電も可能。

省エネ関連の助成対象にもなります。何より、コスト以外の家族の健康や快適さに直結するところが最大の魅力です。

■ソーラーコム OMX搭載の家 着工中

そしてこのOMXが搭載された木の家が、2018年秋ソーラーコムで完成予定です。

場所は京都の亀岡。一人でも多くの方にご体感いただきたく、皆懸命に作業をしています。

内機、室外機ともに、たった一台の全館空調のシステム、「OMパッシブエアコン」はi-works豊中モデルハウスに搭載されていますので、いつでもご予約ください。たくさん体感会を開催しています。

OMパッシブエアコンが搭載されたi-worksモデルハウスを見る

【イベント報告】伊礼さん来場i-worksイベントとproject定例会

2018/6/24(日)に開催されたi-worksイベント(伊礼先生によるご講演とi-worksタウン見学)は大盛況のうちに終了しました。ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。

まず第一部は伊礼さんによるご講演。
プロ向けではなく、一般参加者様向けにどのようなことをお話しくださるのか、とても楽しみにしていました。

住まい手の要望を目一杯詰め込んだものが暮らしやすい・・?

冒頭、我々プロのほうが聞き入ってしまうような「注文住宅から提案住宅へ」という新建新聞社三浦社長の言葉が登場するお話。住まい手の要望をふんだんに詰め込んだ従来の注文住宅では、どこかまとまりが無く、つじつまの合わない設計になってしまう。(工務店は気前もいいし聞き入れてしまうんです)
それで街の景観は良くなっているのか。そこで提案住宅というのは、要望を聞いてそれをそのまま叶えるものではなくて、「提案」をするもの。設計士が提案するものの中に住まい手の要望も入っていますよ、というものであるということです。

そうすることで何が叶うか。。。

①    プロの手で調整の取れたあなたの住まいは地域の景観そのものになり、自分の事しか考えないような住宅(例えば採光のために建物を北側目一杯に寄せて北隣りの敷地が売れ残る…など)が生まれないということ。もちろん間取りや内装もすっきりまとまりある空間になります。

②    住まい手様の暮らし方は尊重するけれど、あくまで設計に関しては素人。プロがすべき仕事はプロにお任せいただき、図面の見た目では決してわからない心地よさを体感して欲しい。
ソーラーコムでは、それが何故欲しいのかという「理由」を重点的に伺うようにしています。「予算●●円で何㎡の何が欲しい」と言われると何も提案できなくなってしまうのです。理由さえ伺っておけば、プロですから何通りも手段があって、それを叶える提案をします。その中で予算を見ながら気に入ったものを選択していく方が、まとまりもいいですよね。
何より任せるということは、家づくりをする上で疲れない秘訣です。提案住宅。良い言葉です。

あとは、書籍でもおなじみのi-worksの歴史、過去の作品を紹介しながらの伊礼さんの設計作法を語っていただきました。
ソーラータウン久米川の話はいつも、i-worksの歴史と蓄積を感じさせてくれます。小さい家の原点です。

家に大きさは関係ない。

小さくてもいい。

でも居場所がないといけない。

ちゃんと自分の好きなことをやっていられて、

家族といえども干渉しないで一緒にいられる。

そんな設計が目指すところである。


そんなお話でした。

伊礼さんの書籍「オキナワの家」の紹介も少しされています。

こども向けだが、大人にもむく。
こどもたちに伝えたい家の本です。

i-worksの定例会

さて、ここからは、i-worksの定例会という「i-works project」に加盟する全国の工務店が定期的に集まり、日本の住宅を良くしていこうという会です。

建物が竣工したりすると各社持ち回りでホストを務めます。

7月は今回のi-worksタウンの完成に合わせてソーラーコムが務めさせていただきました。


前半はi-worksの見学、後半はグランフロントで今回のi-worksタウンにまつわるエピソードや1.0のカスタマイズバージョンの設計、広報、反響の結果など、今後の更に伊礼建築の設計作法が広まっていくことを願い、講演をさせていただきました。


同じi-worksといえど、細かい部分で工務店のカラーが出るので、各社さん、協力業者さんも興味津々のようでした。

やはりi-works定例会はとてもいいものでした。

製作玄関ドアのユダ木工さん、今回のモデルハウスのZiG、ガルバリウムの雨樋のタニタハウジングさん、セルローズファイバー断熱のマツナガさん、皆さんお越しで、より良い素材ひとつひとつが結集して、作品となっていくことを実感できました。



懇親会でも熱い建築家たちの話やこれからもいい住まいを作り続けるために必要なことなど、普段話せないエリアの方々とも交流が持てて、色んなことに役立てそうです。

写真は、ヒノキの無垢材から作られたサッカーボールを持つ伊礼先生。
でもポーズはラガーマン笑 W杯期間中にちなんでいます。

(ユダ木工さんからi-works玄関引き戸200セット販売の記念として)

住まい手OBの皆様へ【地震被害について】

住まい手OBの皆様

ソーラーコムです。

6月18日(月)に発生しました北摂・高槻エリアを中心とする地震につきまして、

今朝、電話が繋がり出すと同時に、特に揺れの強かったエリアを中心に順次被害状況の確認を行ってまいりました。

細かな被害が少数出てはおりますが(タイル目地や建具の建て付け等)、それ以上の規模の被害は今現在確認しておりません。

ただ、今後も油断はできないことと、また細かな被害でもお気づきになられたことがございましたら、ソーラーコム事務所までご連絡ください。

現在完成前および、着工中の新築に関しても問題ありませんでしたので、

こちらにて共有させていただきたいと思います。

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第10回  伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第10回 伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)

最終回である第10回は伊礼さん設計「大阪 豊中の家」のご夫婦お二人の暮らし の後編をお届け。唐突ですが、具体的な心地いい空間からお話しいたします

・美しいサンルームで安心できる物干し場

伊礼さんの心地よいサンルームです。造作の引き戸を引くとコンパクトでかわいらしいサンルームとお庭が登場します。ポリゴンモザイクタイルを使った床と檜の壁(縁甲板)が美しいです。とってもよく乾き助かっているそう。
写真は後からご紹介するハニカムサーモスクリーン(採光タイプ)と物干しが映っています。毎日の物干しも楽しみながらできるのは最高ですね。


・OMと木の家の相性抜群

室内の換気や温度の環境はどうかと言うますと、OMソーラーで部屋ごとの温度差の少ない快適な暮らしを送られているようでした。お風呂上りにヒヤっとすることがないことが大変助かっているということでした。足元もアカマツの床板なので、杉よりは温かくないのですが、OMのおかげでひんやりすることもありません。
またご主人はとにかく寒いのが苦手のご様子で、エアコンを冬場もガンガン使われるようです。人が寒いと感じるのは、温度差が大きくなったときの体感温度です。どの部屋も20℃を保てていたらとても温かく感じるのですが、自室のエアコンで室温が25℃になっていたとして、リビングの20℃の部屋に出たら、人は寒いと感じるのです。(先ほどのお風呂上がりの件とは少し矛盾しますが…)局所暖房はとても有難いものではありますが、朝方やOMが作動しないときに有効活用されることをおすすめいたします!(とはいえ好きに勝るものはありませんのでご自身の暮らしを大切にされてください!)

・ハニカムサーモスクリーンの重要性

冬の冷え、夏の暑さを和らげてくれる構造のカーテン代わりのスクリーンです。断熱効果が抜群に上がる空気層を作るため、ハチの巣構造になっています。
しかも和紙のような質感で、柔らかな明かりが室内を照らしてくれます。デザイン性も非常に高く、開口部が最重要ポイントの伊礼建築にとてもフィットします。実際の豊中の家の様子がこちらです。




カーテンよりもスッキリ見え、ロールスクリーンよりも効果が高く、
デザイン◎ 断熱/採光◎ 防湿/防カビ◎ 手入れ◎ 価格△
といったところでしょうか。

・部屋ごとの生活臭がまったく無くなった

部屋ごとでの生活臭は必ずあります。しかし、木の家とOMソーラーの換気と調湿効果で、その生活臭がほとんどしなくなったと伺いました。
先ほどの浴室や脱衣室も水臭さが無くなり、自室には寝室があり、臭いの元となる寝具があります。しかし、木の香りでいっぱいの室内でした。(自分の生活臭に安心感があるのも頷けるのですが…)
来客時に大変助かることもありますし、何より換気。実は室内の淀んだ空気が不健康に直結します。いつでも新鮮な外の空気を取り込み(花粉は取り込みません)室内をぐるぐる循環させているので、洗濯物も良く乾き、結露も起こりません。だからエアコンをかけっぱなしでも快適に暮らせるということが言えます。
断熱気密ばかりに気をとられた魔法瓶の家は決して快適な空気環境にはならないので注意が必要です。

・もっと早く住めばよかった伊礼さん住宅

嬉しいお言葉をいただきました。伊礼さんにもお伝えせねばと思いました。

とにかく平屋が快適で、伊礼さんの設計も大好きで、行く部屋ごとに楽しみがあって、健康に暮らせる環境があって、とっても笑顔で「もっと早くに住みたかった」とおっしゃっていました。
ただ、お子さまが独立してから建てたからこその平屋でもあったと思うので、そのタイミングが一番ご夫婦にとって良かったのではないかと思います。

・お野菜もお肉も住宅も顔の見える安心できる素材 では家具は?

雑談の中で、なぜソーラーコムは集成材を使わないのか、集成材をどう思うか、とご主人から聞かれました。それは、いつも家づくり勉強会で話していることなのですが、ざっと大きく分けると

①    芯持ち材が粘り強く、長持ちするから

②    無垢材を管理する高知から良い物を安くお届けできるから

③    五感で感じれる無垢材が何より大好きだから

この3つです。もちろん、技術論や何故丸太そのままの芯持ち材がいいのかなど、それでシリーズブログが書けるくらい話があるのですが、ここでは割愛させてください。
集成材も100%使わないわけではありません。集成材の力を借りないといけないときもあります。要は使いどころということになります。

同じ話の流れで、シックハウスについての話にもなりました。やはり、この豊中の家は匂いも気持ちがいいと。
しかし家具には住宅建材で使ってはいけない素材がたくさん使われているのが今の世の中の現状です。実際量販店で買ったものはとても臭くて揮発するのに相当な時間がかかったそうです。量販店のものを一切使ってはいけないなどとは言えませんし、本当は揮発させるコツもあります。家庭内にホルムアルデヒドを含む物質を溜めないかしこい方法です。

■クリーニング後の透明のカバーをかけたまま押し入れにしまわない

■輸入木材や接着材が大量に使われている家具、プラ製品は1日風に当てる

その中で、一生使える良い家具を手にするとより愛着が湧きますし、家具ひとつで設計中も住んだ後の暮らしが楽しみになってくるものです。「あの椅子でここに腰掛けてコーヒーでも飲みたいな」などがひとつでも増えれば日々の暮らしが楽しくなりますよね。

・豊中という土地にどう住むか その後の暮らしや 雑談の中の雑談

ご夫婦は今度誰もが行ってみたいとある国にご旅行に行かれるようです。書斎にチラリと見えるスーツケースが輝いていました。きっと帰国後は家の快適さや空気環境に安心され、家のことがより好きになっていくことだと思います。どうぞ楽しまれてください!

この豊中の家の道路挟んだ正面の家が、ちょうど住宅の駐車場部分になっており、よく風が通るそうです。まだまだ新しい家なので、建替えで景観が悪くなるこもなく、あと3世代ほどは安心できますね~という話になりました。
この豊中という大阪の中でも高級住宅街のエリアでは最近、100~150坪の土地が3分割されどんどん建売りや住宅寿命がハテナ(?)な家が建っているようです。普段私たちは伊礼さんから学び、その街の景観に馴染む家づくりをしているのですが、逆に町の景観作っていくような家、良くする家が大切になってくるのだと再認識しました。


最後に長々お邪魔させていただき、まるでインタビューのようにお話ししてくださった住まい手様、ありがとうございました。金沢のお菓子もいただきとても楽しかったです。

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第9回  伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(前編)

第9回は伊礼さん設計「大阪 豊中の家」のご夫婦お二人の暮らし。
気合入れてバシャバシャ写真撮ってきたので(お施主様本当にありがとうございました!!)、伊礼さん住宅の心地よさを味わってください!

この3年目の定期メンテナンス日をとても楽しみにしていました。



その後の暮らしはお楽しみいただいているのか、伊礼さん厳選の素材はどう変化しているのか、やるべき検査をきちっとして、雑談・談笑を楽しませてもらいました。

山ほど参考になることがあったので、ざっと目次化してみました。

・作り付けソファからの眺めが最高の癒し(贅沢なデイベッド)

・大切にしてきた家具 その作者のお弟子さんがまさかの…!!

・飾りたかった絵画も要らないくらい

・檜のハーフユニットバス 実は手間がかからない →ここまでが今回の第9回ブログ

・美しいサンルームで安心できる物干し場

・OMと木の家の相性抜群

・ハニカムサーモスクリーンが優秀すぎた

・部屋ごとの生活臭がまったく無くなった

・もっと早く住めばよかった伊礼さん住宅

・お野菜もお肉も住宅も顔の見える安心できる素材 では家具は?

・その他のエピソード とあとがき

・作り付けソファからの眺めが最高の癒し(贅沢なデイベッド)

やはりこの家の一番のハイライトは南側の開口部からの眺め。

著書「住宅設計作法Ⅱ」でも紹介された通り、特寸サイズのFIX窓とタテ滑り窓を部屋内から木製建具風に見せた造作が美しく、柔らな照明越しに荻野寿也景観設計による緑豊かなお庭を眺めることができます。個人的には本当にテレビ要らずで、いつまでも座っていたくなる空間になっていました。

また作り付けのソファはデイベッドとして腰掛け、キッチンとダイニング側とのコミュニケーションや、お庭を近くで眺めたりと機能性と居心地の良さの両面で活躍していました。




・大切にしてきた家具 その作者のお弟子さんがまさかの…!!

ご夫婦で長年大切にされてこられた、はんぺんチェアーとダイニングテーブル(建築家 奥村昭雄先生作)。これが運命を引き寄せたのでしょうか。

当時家づくりをスタートされ、感性がとても良く合う、とある建築家さんを自力で見つけられました。その建築家こそ、愛すべき家具の作者、奥村先生の系譜を引く伊礼さんだったのです。(伊礼さんを前にとてもびっくり、感動されたようです)

6月イベントのi-worksの住まい手さんもそうであったように、自分の持っている感性を素直にたどっていくと、行きつくべき処に行きつくものだとここでも感じました。

家を中心とした家具も照明も、いや、手にするものすべてが住まい手の感性で統一されていると、こうも上手な暮らしができるのです。


家づくりの原点は、この和室の写真にある置き家具に合う家が欲しい…というところからだったそうです。とても大切にされておられました。和室からスタートしたということで、ちょっと和室の紹介を。


実はこの天井、大きくうねっています。形がかもめに似ていることから「カモメ天井」と名付けられたそうです。空間に変化ができ、光も和らいで何とも居心地の良い空間です。

そして、壁いっぱいから始まる開口から眺める庭。造作建具やい草の畳も心地よく、寝っ転がりたくなるような気持にさせてくれます。来客は必ずここに泊まるそうです。

・飾りたかった絵画も要らない程の空間

奥様はおっしゃいました。「部屋ごとに楽しみがあり、機能や美しさが完結しているから、集めていた絵を飾らなくてもいいの!!」。この言葉に全てが凝縮されていました。
たびたび伊礼さんのおっしゃる、「行く先々に居場所をつくる」これが住まい手さんにも伝わっていました。楽しみながらメンテナンスをした我々も、まさにそう感じていたのかもしれません。

ということで、個人的なお気に入りの場所、奥様の書斎をどうぞ。



 

・檜のハーフユニットバス 実は手間がかからない

最近は技術も向上してきています。実は価格と気持ちよさを天秤にかけたときに、いつも行く手を阻んできた掃除の手間。各家庭で奥様の猛反対を食らい敬遠されてきた、壁と天井が木でできたハーフユニットバス。ところがここの奥様はこうおっしゃいました。


「全然掃除をしなくてよくなって、カビの臭いも何もせずに、本当に助かっています!!」

お風呂場にあるあの独特なニオイ。掃除しているしていないにかかわらず出るニオイ。確かに全くありませんでした。しかも日中窓を全開にしたりせず暮らしているそうです。

ハーフユニットバスが活きるコツ(最近の技術含む)

★木は檜やヒバを使う

★浴槽自体はできるだけ既製品を使う(檜風呂は本当にお手入れが大変)

★浴槽と木の壁の間にタイルで立上り部をつくる

★換気窓を取る

★OMの空気を浴室の床や壁に回す

★必要のない鏡は取り付けない(掃除手間/水垢 対策)

これらを守るだけで木の調湿効果が活き、3年経っても美しい、しかも家事手間の省ける浴室となるのです。
ただし、木の変化(黒ずみも)と既製品の劣化を一緒にしてはいけません。例え木が湿気を吸い上げ、少し黒みがかって来たとしても完全な腐食でなければそれも味として取れますが、既製品の表面のフィルムが剥げてくるのは単なる劣化です、自然素材の良さはここにも現れます。

他にもワンポイントアドバイスで、浴室と脱衣室には小さな段差があり、扉がヒバとポリカの造作引き戸になっているのですが、防水・防カビ・掃除手間・不慮の事故の4点でのメリットがあります。
既製品の扉はレールやパッキン周りにゴミや垢がつまりお掃除が大変です。また開き扉は洗い場で万が一事故が起こった際に、扉がスムーズに開かず中の人を助けることができなくなるケースもあるのです。扉が空く空かないの1秒も争いますからね。何よりこの引き戸がまた心地いいのです。


これは別で施工したお宅の同仕様のハーフユニットバス

長くなりましたので、続きは次回。

★次回、第10回「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(後編)」

シリーズブログ「奥ゆかしき暮らし」 第8回  施工状況の振り返り

第8回はこれまでの施工状況を振り返ってみたいと思います。

今回ご紹介しております住宅は隣同士にi-worksが建つ、連棟スタイルです。
2週間程着工時期をずらしているだけで、ほぼ同時に完成することになります。

仕上げを外から見てみると、一方は塗り壁、一方は金属サイディング(ZIGと言って凹凸の陰影が綺麗に出る素材)で対比して見えますが、どちらもi-works。見ごたえある外観となります。

どちらも解体から始まり、掘削、基礎、棟上げへと移っていきました。

一部を写真でご紹介。

四方清めをしっかりと 真冬だったことが既に懐かしいです

掘削後、基礎配筋と型枠です。向こう側ではもう1棟の解体工事が

基礎が綺麗に打ち上がりました ベタ基礎一体打ち シロアリを寄せ付けません

向こう側では鉄筋組み中

打ち継ぎが一切無い美しい基礎が打ち上がりました 向こう側は十分な養生中

始まりました1棟目の棟上げ 工務店にとっての一大イベント




もう1棟のi-worksも無事棟上げを終えました。定点カメラでの撮影も行いましたのでまたいずれどこかでお見せします。

内部は何といっても美しい窓回り、断熱はセルローズファイバーと羊毛を充填。
さて、床仕上げをする前に大工がとある細かい作業を始めました。
一体何を作っているのでしょうか??

床吹き出し口を木製で手づくりしていました。
完成後に見ると何気ない作業に見えるかもしれませんが、大工がてまひまかけて
ひとつひとつ大切に作っています。

いつものこんな感じです。

天井下地や耐力壁貼り、各所もどんどんと進んで行きました。








これから、内装はクロスや和紙、仕上げの家具の製作へと入っていきます。

照明の取り付けも楽しみです。

外は既に外構工事に入っていて、植栽工事も目前となっています。


★次回、第9回は「伊礼さん設計の家に住むご夫婦の暮らし(前編)」 大阪 豊中の家 3年目のメンテナンス行ってきました!