伊礼さんの内装仕上げにたびたび登場する材料をご紹介します。
マヨネーズの製造過程で廃棄される卵の殻を原料とした天然の塗り壁素材です。
微細にでこぼこした美しいテクスチャーは天然火山灰によるもので、清潔感と清涼感のある空間にしてくれます。
i-works豊中モデルハウスにも使われています。
洗面脱衣室、トイレ、玄関で生活感ある独特なにおいがまったく感じないのはこのおかげです。
そのため生活臭よりもヒノキの香りがいっぱいに感じられるので、目癒され、鼻で癒され、ここちよいi-worksを作り出す重要な要因です。
湿度の調節もしっかりとしてくれるので、空気が常に動いている全館空調のOMパッシブエアコンとの相性が抜群です。
肌ざわりも滑らかで、コラーゲン繊維が含まれるため壁面に出やすい割れの心配もありません。
無垢材を使う家づくりでは、壁の隅っこや柱との境界には筋ができますが、自然素材で呼吸して壁も動いていると捉えてくださいね。
火山灰のシラス(九州南部で採取されます)を原料にした塗り壁です。
こちらもペット・たばこをはじめとする生活臭を消臭してくれる高い効果があります。
他にも、調湿効果・結露の抑制・カビダニの抑制・空気清浄、ヴィーナスコートや湯布珪藻土同様の効果があります。
カラーは白系統で反射や明るさを演出してもいいですし、色粉をつけて落ち着いた空間にすることもお勧めです。
写真は、i-works仲間の徳島のi-works1.0はなおかモデル。
ソーラーコムの豊中モデルと対照的な色をつけたパターン。
明かりの反射は少ない代わりにとてもどっしりとした面構えになっています。
抑えられた天井高さと相性も良く、照明はスタンド照明を多用して明かりを満たしています。
上質な塗り壁はたくさんありますが、どれも自然素材100%のものを使うようにしましょう。
あとは漆喰系か珪藻土系か、そして好みの仕上げか、その肌触り、この辺りで決めていくのがよいでしょう。
予算は自然素材100%の中だと似たり寄ったりですが、中には工務店によって得意とする材料があるので、見学会やモデルハウスで伺ってみましょう。