シロアリ被害から守る、家づくりのお話し
①地震に強い
②湿気を無くし腐朽菌の発生を無くす
③シロアリの被害から守る
この3つが、日本で長持ちする木造住宅を建てるために
何より重要です。
勿論、他にも様々有りますが、大きくはこの3つを満足しなければなりません。
今回はそのうちのシロアリの「食害」についてご覧いただきたいと思います。
シロアリの木材の食べ方がこちら
写真は、国産のスギの切り株スライスを、シロアリの巣箱へ
入れた後の結果です。
ご覧いただくと分かるかと思いますが、中心部の赤い芯材(赤身)部分に
食害はでていません。
同じく、下がヒノキの場合ですが、外側の白い辺材部はスギ・ヒノキを
問わず食害にあっているのがわかります。
対して、ホワイトウッドといわれるの輸入材・集成材はご覧の通りです。
シロアリは柔らかい木材の白い部分を好むため、
さきほどのスギ・ヒノキの場合と違って、木材の中心部まで食害に
あっていることがわかると思います。
ホワイトウッド、レッドウッドといわれる輸入材は絶対に使ってはいけません。
例え薬剤処理をいているから大丈夫と言われても・・・です。
上の実験結果を踏まえると、特に、木造住宅の土台に使う木材は、
芯持ち赤身の角材を使うことで、シロアリの食害を防ぐ効果があることが
わかります。
芯持ち材と言われる木材の赤身の部分は、
硬く、湿気による菌にも強い成分が含まれており、
シロアリも好んで食べることはありません。
間違っても外国産の輸入材や集成材は、決して使わないでください。
やはり、日本の木の家には、日本の風土に対応した国産材を使うことが、
長持ちする家を建てるためには大切なことです。
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