遮熱、断熱、気密、を考えたパッシブクーリングで夏を涼しく暮らすとは。
パッシブとは、自然をデザインする時のキーワードです。
機械に頼らず、自然のままの暮らし方で夏を涼しく過ごす方法です。
パッシブクーリングの方法は以下の3つがあります。
1. 夏の日差しを室内に入れない、日射遮蔽の方法。
2. 風を取り入れ、熱を逃がす、通風の確保の方法。
3. 屋外の自然を利用して涼しく暮らす、外構計画の方法。
この3つになりますが、今日は 3つ目の外構計画の方法をお伝えします。
屋外の自然を利用して夏に涼しく暮らすには、
外気の導入、雨水蒸発冷却、夜間の放射冷却などを考えます。
都会のど真ん中ではなかなか難しいですが、少し郊外の敷地であれば
お庭を作れるスペースを確保できます。
樹木・植栽の下を通って来る風は木陰を通ることで、冷却された風を
室内に導くことができます。
樹木・植栽の中を通る風は生い茂った葉の蒸散効果で冷たく冷やされます。
この風を室内に取り込めばかなり涼しく感じることができます。
簾・よしず で日差しを遮り、涼を取ることは皆さん理解されておられます。
落葉樹は夏に葉が生い茂りこの木陰で涼を取ることができると
もっともっと涼しく夏を乗り越えることができるのではないでしょうか。
また、川や池の上を通って来る風もまた水分で冷やされているので
この風を室内に取り込めばかなり涼しく感じることができます。
このようなことを考えると、外構工事でコンクリートで駐車場を固めて
しまうことはできるだけ避ける。
道路のアスファルトも同じで熱を蓄えてしまい夜間になっても放熱してしまいます。
こんな所を通って来る風は生暖かい風になってしまいますから、
避けて貰いたいですね。
こんな時は、ぜひ水打ちをいたしましょう。
「家づくり勉強会」ではこのようなお話もさせていただいています。
皆さんしっかり勉強されておられます。
一緒に勉強して、大満足の木の家を造りましょう。
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