地震に強い耐震・制震と伝統工法を考える。

地震にも強い家とは、、、?[/caption] ■最近の面談対応から、、、地震・耐震・制震、地震に強い注文住宅。 最近の面談対応から、、、地震・耐震・制震、地震に強い注文住宅。   熊本地震からもうすぐ2ヶ月になろうとしています。 震度7、震度6強、前震、本震、余震、誘発地震、、、 これまでに無い様な地震発生のメカニズムを目の当たりにして、 家づくりの優先順位も変わろうとしています。 それは、最近住宅建築を考えておられる皆さまのご相談に、 「連続する地震にも耐えうる構造はどうすれば良いか」 とのご相談が多いと感じています。 地震にも強い家とは、、、? 地盤、基礎構造、軸組構造の骨組み、その骨組みの仕口・継手、 耐震、制震、免震、、、。 様々な要素が有り一言で説明することは出来ませんが少しずつ お話ししたいと思います。 何れにしても、全てが整いバランス良い構造計画・設計プランが大切です。 根本的には、三角・四角、です。 これだけでは何だかよく分かりませんがキーワードです。 しかしながら今すぐの解決策を求められる皆さまも多く、 例えば制震装置をお奨めすることも有ります。 地震に耐える方法の一つに耐震が有ります。 耐震は、連続して発生する地震で徐々に抵抗力を失ってしまい易い と言われています。 また、免震は、 木造の住宅程度の軽い建築物では鉄筋コンクリート造ほどの 効果はあまり期待出来ません。 木造住宅、木の家の場合は制震をキーワードにご提案しています。 制震のための制震ダンパーは地震の揺れを摩擦や油圧で力を 吸収するシステムになります。 その種類は様々有りますのでしっかりした検討が必要です。 ハイテクな技術を使うことも勿論有効なのですが、 一方、日本の伝統工法を使って耐震性能を大幅に高める方法もあります。 奈良や京都のお寺の建築物では当たり前のよう使われている 木造軸組伝統工法をご存知でしょうか。   そのうちの一つに、「込み栓」工法が有ります。 木造軸組の接合部を金物で接合するだけでなく、金物プラス木と木で接合する 長ほぞ込み栓工法、、、。 [caption id="attachment_1944" align="alignnone" width="584"] 長ほぞ込み栓…梁と梁とを交又させ、大きな”ほぞ”を喰い込ませ、”込み栓”でとめる工法[/caption]  ■ これが地震の連続の揺れに長く何度でも耐え得る構造になります。 金物と木では木の方が柔らかいので、木の方が負けてしまいますが、 木と木の接合ではお互いの柔軟性で複数回の揺れにも長く耐え得ることが出来ます。   [caption id="attachment_1957" align="alignnone" width="584"] ”こみ栓”は適宜短く切って処理します[/caption] しかし、日本の建築基準法では、金物で補強しなければ確認申請の構造設計が 認められておりません。 情けない話ですが、構造計算の強度に計算されない長ほぞ込み栓工法は プラスαの強度を持った住宅と考えると、逆にラッキーと思えば良いのでは ないでしょうか。 安心安全な地震に強い住宅は法律だけを守っておればよいという訳ではありません。     地震に強い家のヒミツもぜんぶお話ししています! グランフロント大阪開催 「家づくり計画」セミナー ↓↓ 詳しくはこちらのイベントページをご覧ください ↓↓ ■■ 6月26日(日)「家づくり計画」セミナー ■■ ]]>